コールドゲーム 8話 | 3巻ネタバレにご注意ください

2018年11月19日

ベツコミ12月号のコールドゲーム 8話の感想です

コールドゲーム　第8話　和泉かねよし先生　著

ネタバレありの感想です。ご注意ください。

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ネタバレ大丈夫ですか？

単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。

ヴァリーを殺すよう、ヘンリーに命じられてしまうアーサー。

カザリンが助け船を出してくれたものの、結婚式の前の祭りとして公開処刑が決定してしまいました。

ヘンリーはいつから自分を嫌っているのか…、動揺するアーサーにケイが言います。

「君が生まれた時からだ」「珍しい話じゃない

むしろ王位をめぐって兄弟が憎しみあうなんてありふれた話さ　ましてや君は異母弟だ

うまれたその瞬間から　君はヘンリーの敵だったんだ」

ケイはアーサーの素直さを美徳と認めつつ、生き延びるために今は捨てろ、と助言しました。

今は王に絶対服従、下手に逆らってつけいる隙を与えるなと、強く伝えるのです。

アーサーは、ヴァリーを逃がすことを決めます。牢の鍵とお金を渡し、北に帰るよう告げました。

相容れることはないアーサーとヴァリー。それでも、アーサーは大好きなヴァリーを守るのです。

「さよならボクのドラゴン」

ヴァリーを逃がすことは大罪だと分かっているアーサー。王のヘンリーに会って必死に訴えます。

「ボクは陛下から王冠を奪おうなんて思ったことない！　絶対ないよ！」

「なぜ……？　少しぐらい好きでいてくれても…」

しかしアーサーの母を恨んでいるヘンリーは、決してアーサーを好きになることはありません。

アーサーは斬首刑の処刑人として、ヘンリーと民衆の前に立ちます。

『ヘンリー　ヴァリーを逃がしたとわかったら

反逆者を逃がした反逆者としてこの場でボクを殺すかい？　もしかしてそっちのほうが狙いだった？

あなたは異常だ　自分の王座のためじゃないただボクをいたぶって楽しみたいだけだ

じゃあ殺せよ！「弟殺し」の名で生きていけ！！」

逃げられたはずのヴァリー。しかし、処刑場にヴァリーは現れたのです。

そして、アーサーにだけ分かるように北の言葉を紡ぎます。

アーサーはたった一振りで、ヴァリーを斬首。民衆は歓声を上げました。

『たぶん　あの日あの時俺のこども時代は終わった』

ヴァリーに教えてもらった北の言葉に奮い立たされて、ヴァリーに教えてもらった剣術で、

アーサーがヴァリーを斬らなくてはいけないなんて…悲しすぎます…。

だけど、2人だけが知っている 2人だけの絆に、とてもグッときました。

敵であるはずの王子をヴァリーが鍛えてくれたから、

アーサーは戦場に送られても生き残ることができたのですよね。

ヘンリーはきっと事故死などではないのでしょうし、権力争いに振り回されるアーサー。

同じように強さを求めるアルナと共に、彼はこれから、さらに強くなっていくのだろうなと思いました。

次回からの展開が気になりますね。3月号の第9話が待ち遠しいです！！