コハルノオト 7巻【完結】感想☆

コハルノオト7巻の感想です 

コハルノオト　7巻　藤田麻貴 先生　著

多少のネタバレが含まれますので ご注意ください。

 

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双子の兄 昌也の命令で、代わりに授業に出ていた 文也。

南方さんに 不正がバレたことを確信し、文也は大学内で 飛び降りを図ろうとします。

寸前で そのピンチを救った、小春。しかし、その際 頭を打ち、意識を失ってしまいました。

 

小春は、一人暮らしを始めようとしていた時の 夢を見ていました。

みんなが反対する中、お祖父ちゃんだけは 反対しません。

「ウチにいたら オマエは きっと　ずっといい子を やり続けてしまうんだろうなぁ」

「たまにはヤケになって 少しくらい馬鹿やっても　ハメを外しても いいだろうさ

他人様に迷惑を かけないならな

だが　ひとつだけ約束してくれ―――」

 

医務室で目を覚ました 小春は、体に痛みはあるものの 骨折などはありませんでした。

自分のことよりも、飛び降りしようとしていた 文也のことを気にします。

不正がバレた文也は 菜々と共に、眞野教授から 事情を聞かれていました。そこに 昌也が現れて……！？

さらに その後、八神さんの「恩人」と会った 小春と南方さんは、ついに 能力を消す方法を知るのです―――

 

 

「コハルノオト」 いよいよ最終巻…！！ Renta！さんで お借りしてます

訳あり双子兄弟の問題から始まって ハラハラのスタートでしたが、

弟の文也くん、小春に 身体を張って助けてもらい、南方さんの言葉に 救われ、本当に よかったですね。

かなり歪ではあると思うけれど、兄の昌也くんからは 確かな兄弟愛を感じたので、ホッとしました。

この件を通して小春が 南方さんのことを、さらに 意識してくれるようになったのに、

そんな自分の想いを『いらない気持ち』だなんて考えている 小春の心情が、とても もどかしかったです。

 

そして……、南方さんが 匂いで感情が分かる能力から解放される、その条件を知った後の、

小春の 辛さを思うと、ただただ 切なくて切なくて……。

でも だからこそ、2人が離れ離れになってしまう事件、を南方さんから動いて 乗り越えてくれたことが、

ものすごく嬉しくて 感動しちゃいました…！！！！ 

変な方向に振り切れた南方さんは たしかに、ちょっと…… いえ、かなり 怖かった気もしますが。

明日香さんも 八神さんと幸せになってくれて、本当に よかった…！！

また、最後に やっぱり小春は、南方さんの「運命の人」だったと分かって さらに嬉しくなりました。

ラストの ラブラブな2人に、とってもキュンキュンです

当初の目的を 無事に果たし、小春と南方さんが 両想い。素晴らしい結末でしたね。

読み終えた時に 思ったことは、何よりも やっぱり主人公の小春の魅力が素敵すぎた、ということ。

だから 沢山の方に読んでほしくなる作品です。オススメ作品です！！！！