ベツコミ5月号のハツ*ハル最終話の感想です 
ハツ*ハル 最終話 藤沢 志月 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！ 
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ネタバレ大丈夫ですか？
単行本派の方、まだ発売されていない 13巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
海とリコ、タカと志村さん、美樹ちゃんと紀世、トラと神楽、みんなの恋物語のフィナーレ ですね！！
ついに完結。寂しいけれど たくさんの愛と青春を感じる、とっても素敵な最終回でした。
リコが お母さんと名古屋へ行くことにしたと聞いて、紀世も神楽も 大号泣……。
でも、そんなに悲しんでくれる友達がいるっていうのは すごく嬉しいことだと思います。
もちろん 志村さんだって、悲しいに決まってる！
だけど リコの意志を尊重して、笑顔で納得してくれるのも また友情ですね。
そして、確固たる絆があるから と余裕の海 
決して 強がってる訳じゃない…と思いますよ？ 
引っ越しのお手伝いに 来ていた海に、リコのお母さんが 言ってくれた言葉は、
つまり、海になら リコを任せられる、一生 大切にしてほしい、と そういうことですね！？ 
「ありがとう 海くん リコのこと よろしくね」
その言葉を 正式に言う日は、きっと 必ず来るのでしょう。
いよいよ明日、リコ達が 名古屋に向かう日―――の夜、一ノ瀬家で 送別会！！
海のご家族みんな、タカと 美樹ちゃんと紀世、諏訪先生と 明美さんと実くん、
神楽と 神楽のお父さん、トラと トラのお父さん、志村さんと 志村さんのご両親。
とっっっても 賑やかな送別会になりましたね！！！！ 
全員 本当に楽しそうで、リコも 心から楽しめていて、誰もが 素晴らしい時間を過ごせたはず。
だけど、リコが 最後まで言えなかった言葉……、海は 気になって仕方なかったと思います。
新幹線の出発に合わせて、ホームまで リコの見送りにも来てくれる、いつもの みんな。
寂しい気持ちは 変わらなくても、感謝でいっぱいの お別れでしたね。
そして、タカが気を遣って 海とリコを2人きりにしてくれた後の、
堪えきれていない 海の涙には、いじらしくて 思わずキュンとしちゃいます。
「笑顔で見送るはずが… ずっとガマンしてたんだけど… ムリだったわ…！」
泣いてしまったことを 謝ったり、強がったりする海に言ってくれた リコの言葉。
それは きっと、昨晩 リコが言おうとしていた言葉だったのでしょうね。
「でも 一ノ瀬といて 一ノ瀬を見ていて 気づいたの
一ノ瀬は 弱くて 泣き虫で いつも 自分の気持ちに正直で
それなのに 優しくて強い 本当の強さって 弱い自分を受け入れた先にあるんだね」
弱さと向き合うことは 強さであり、リコも 涙を見せる。
誰かを頼ることは 負けなんかじゃないから、リコは 海を頼る。
出発の直前、泣いて 笑って、気持ちを伝えて、抱き締め合う2人に 感動して泣いちゃいました…！！
リコが名古屋で過ごすようになると、やっぱり大変だし 気苦労も多いですね。主に 海が。
でも、今は離ればなれのリコと 同じ大学に行きたい一心で、勉強を頑張れたのは 素晴らしい
小鳥遊の足を引っ張る訳にはいかない！ って、リコに追いつこうとする 海、立派です！
そんな海を見守っていた タカが仲間になってくれたことで、海は 心強かったかもしれませんね。
志村さんが アメリカの大学に行くことを決めてしまい、落ち込んでたタカは 嬉しくないでしょうけど。
「いいよ どうせ… あの人と一緒にいるためには 自分が必死でついてかなきゃダメって わかってたし」
ハイスペ彼女を持つと苦労する仲間として、懸命に勉強をしなくちゃいけない 海とタカ。
そんな2人とは 対照的に、トラと同じ大学に行くことは キッパリと諦めている神楽。
そうですよね！ 同じ大学に行くことだけが 選択じゃないですものね！
だけど「私はバカなので！！ 絶対ムリです！！」と言い切る神楽には 笑ってしまいました。
卒業したら、トラの家で お寺の勉強。神楽の成長は 留まるところを知らないだろうなぁ。
そして、美樹ちゃんと紀世の おバカップルは、2人とも選択肢がなかったから 自然と同じ大学に？
とっても平和な おバカップルに癒やされます～
ラストは、同じ大学へ進学した 海とリコ。また一緒に過ごせる毎日が 始まっているのですね。
リコが すごく大人っぽくなっていて、びっくりしました！！ 満開の桜より 綺麗なリコ 
『来年も 再来年も そのまた次の年も 君と春をすごしたい 初めて恋した 君と』
海の その願いは、ずーっと続いて、ずーっと叶い続けるのだろうなぁ、なんて思います。
2人の幸せそうな姿で終わり、本当に とてもとても素敵な、最高のハッピーエンド
みんな どこかで、今も笑顔で過ごしているはず と、穏やかな気持ちになれる ラストでした。
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