コハルノオト6巻の感想です
コハルノオト 6巻 藤田麻貴 先生 著
多少のネタバレが含まれますので ご注意ください。
別窓で記事がでます
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先日の 大学エレベーター閉じ込め事件で、偶然 ご一緒した女性が、南方さんの お母様だと知った、小春。
そして、後日 そのお母様が、南方さんと小春が暮らすお家に やって来ました!!
2階にある 大量の荷物の仕分けが目的です。しかし、家の御主人である 南方さんは、
お休みにも関わらず 大学へ。他人の小春を残して 逃げてしまいます……。
アルバムや成績表などを まとめた箱以外、全部処分 とアッサリ決めた、南方さんの お母様、詩子さん。
兄3人にも 許可をもらったから大丈夫、と笑顔です!
「それにしても 子供4人のモノは ガラクタまで残してあるのに
やっぱり 尚一郎の所有物は 本と骨董以外 ホントにないのね」
真野 尚一郎、とは 詩子さんの父、南方さんの お祖父様のお名前。
物静かで 穏やかで、少し離れたところで 黙って私たちを眺めているような人、と 詩子さんは話します。
「でも 今思い出しても やっぱりね どの子より どの孫たちより 慧を気にかけてくれていた気がするの」
「たぶん 誰よりも慧のことが わかっていたからなのね」
南方さんにとっての 大事な話を、本人以外から聞くことに 強く抵抗を感じる小春。
ところが 詩子さんは、小春と ゆっくりじっくりお話したかった、と言って 離してくれず―――
Renta!さんで お借りしました。「コハルノオト」最新刊の 第6巻!!
ミセス・ジンジャーシロップ、南方さんのお母様の 詩子さんは、なかなか 押しが強い人ですよね。
表情や言葉が ふと南方さんに似ている気がして、やっぱり親子だなぁ なんて思いました。
南方さんと 詩子さん、プリンの好みも 同じみたいですし?
『予測不能型』とのことの 詩子さんに、『災難巻き込まれ型』の小春は 何度かタジタジ…。
だけど、どうしても 詩子さんは、小春に 家族の話を聞いてほしかったのでしょうね。
詩子さんも きっと、たくさん たくさん悩んできたのだと思いますが、
母親として 南方さんのことを、今も しっかり考えてくれていることが伝わってきました。
そして、詩子さんのお母様の『秘密』を 小春に託した時の、詩子さんのセリフが とても印象的です。
「貴方が『秘密を暴く人』ではなく 『恐れる人』だからかしら」
読んでいる こちらまで、何だか ハッとする言葉でした……!
南方さんのような 特殊な能力はなくても、小春の本質を見抜く詩子さんは さすがですね。
忙しく過ごしていた 小春の体調を気遣い、小春を心配する南方さんに キュンキュンしました
さらに、夕飯を買って帰るだけでも 手こずる南方さんは、とっても 可愛らしいと思います
南方さんに心配してもらって 喜んだり、南方さんと一緒にいられるのが嬉しい と感じていたり、
小春の気持ちに 変化が見られた気がすることも、見逃せないポイントですね。
「よし来い ホラ来い」なんて 圧をかける南方さんは、小春との触れ合いを 求めているし、
ますます 2人の関係が親密になっているなぁ、と思いました。
でも、小春は もっともっと欲張ってもいいのに……!!
そして、明日香さんが 不安になっていってしまう展開には ハラハラして、切なくなります。
八神さんとのお付き合いで 明日香さんは変わりましたよね。
仲が悪かった 明日香さんと南方さん、2人の 会話を見ていて、本当に そう感じます。
あと、八神さんからのメールで、とっても嬉しそうな顔をする明日香さんが 可愛いです
なのに…、八神さんの秘密が 小春だけに明かされ、明日香さんと八神さんの関係は どうなっていくのか、
小春と明日香さんの関係が 悪くならないか……、心配になってしまいました。
しかも、大学内で新たなトラブルに巻き込まれた 小春と南方さん。南方家に届いた 差出人不明の謎の手紙。
気になることが いっぱいです…! 次巻が 気になりすぎます…!
7巻も Renta!さんで配信が開始されたら、絶対に借りなくては!! 待ち遠しいです!!