Cookie (クッキー) 11月号の 日に流れて橋に行く 16話の感想です
日に流れて橋に行く 第十六候 日高 ショーコ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 4巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
8年前、500点を超える 工芸品や美術品が、ロンドンから 運び出されました。
鷹頭は 運び出した人物を、特定しようとしています。
荷に関わった 商社のリストを手に入れ、日本へ行くことを決めた 鷹頭。
「まずはそのリストの連中に近付いて」『俺は』「それから…」『必ず――――――』
時子は、立花家のお嬢様 聡子さんに言われたことばかり考えてしまい、仕事に身が入りません…。
『私は “変わり者”と言われることは 全然平気 怒られることも――― まあ 平気
だけど あそこまで はっきりと あからさまな“悪意”を向けられたことがなかったから―――
聡子さんの言葉が グッサリと胸に刺さるのは きっと
私も同じことを 心のどこかで感じているからだ…』
やる気が出なくなっている 時子とは違い、つるさんは 絶好調です!!
宣言通り、売って売って 売りまくって、“自分の場所”を つくっています。
そんな つるさんと、自分を 比べてしまい、ますます落ち込んでしまいそうになる 時子ですが……、
鷹頭の「そのまま しがみついて――― 自分で泳げ 手を放せば 溺れるぞ」という言葉を思い出します。
そして 溺れないように、しがみついて 泳ぎ出したけれど―――?
但馬さんに 教えてもらい、聡子さんの過去を知った 時子。
聡子さんは、女学校の卒業を待たずに退学し すぐに結婚して、豪華なお式を あげたけれど、
何年か前に 離縁されて、立花家に戻ったらしいのです。
一方的に戻された 理由は、お子を産めなかったから。ほんの数年 できなかっただけなのに…。
『酷すぎる …だって 結婚相手を決めたのは 家や親で 女には 拒否する権利もないのに
どーして 聡子様だけ 悪く言われるの…
私に出来ることなんて何もない気がする 聡子様の言う通り 甘えて生きてきた私には… 何も―――』
その時 たまたま、東都新聞が 目に入り、時子は『はっ』とします。
自分をモデルにしたらいい 白井さんの小説に、きっと聡子様の琴線に触れた何かが書かれているはず、と。
……しかし、時子が 小説を読むことを、鷹頭は 許してくれません。
「お前が読んで 自意識過剰になると困る お前の奇行で 小説家先生の筆が鈍ったら どうするつもりだ
あの先生は お前の天然ぶりを勝手に美化して “物語”を書いている それをジャマするな」
そして 鷹頭は、洋服部の仕事に 必要だからと、時子に「今から 横浜に行くぞ」と告げます。
「俺が――― お前に見たこともないような洋服(ドレス)を着せてやる」
一方、店内の改装計画を進めている 虎三郎は、常に世間を 驚かせようとしていて―――!?
時子は 聡子さんと仲良くなることができるのか、鷹頭は 何を考えているのか、
虎三郎が進めている店内の改装計画は 果たして上手くいくのか、気になることが いっぱいですね…!!
一体この後 どうなっていくのか、この後の展開が 楽しみです。
次回、1月号の 第17話を、早く読みたくて 仕方ありません!!!!