ベツコミ11月号の スパイスとカスタード 32話の感想です 
スパイスとカスタード 第32話 宇佐美 真紀 先生 著
ネタバレありの感想です！ ご注意ください！ 
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ネタバレ大丈夫ですか？
単行本派の方、まだ発売されていない 7巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
翼くんに告白された タマが、冗談だと思ってしまったのは 仕方ないかもしれませんね。
これまで タマは、翼くんの気持ちに まっっったく、気づいてなかったのですから……。
しかも、チカくんに 聞かれていたことを知り、タマの頭は もう、いっぱいいっぱいだったでしょう。
早く 断らなきゃ！！ という感情しか なかったと思います。
そんなタマの気持ちも、まだ待ってほしい という翼くんの気持ちも、両方 よく分かりました…。
「少しだけ時間くれても いいんじゃない？ その時間で 僕のこと 一度考えてみてほしいんだ
僕とだったら こんな広々とした所で 堂々とデートできるし？
好みも合ってるし いつもタマちゃんを 笑顔にさせてあげられる
答えは 修学旅行から帰った後に 聞かせてよ」
タマとチカくんに 何も言わせようとしてくれない 翼くんは、
たとえ どんなに可能性が低くても、タマに振り向いてもらいたくて 必死なのでしょうね。
それだけ、タマのことを 本気で好きなんだなぁ……と思いました。
修学旅行中のため、チカくんと直接 話すことができなくて、ものすごく不安に陥ってしまった タマですが、
ラインで チカくんから『心配すんな』と言ってもらえただけで、
涙が出てきてしまうほど 安心している姿に、読んでいる こちらとしてもホッとしたし、キュンとします 
『チカくん チカくん みんなにチカくんが好きですって 言えなくても 堂々とデート できなくても
やっぱり チカくんが 誰よりも大好きで 一緒にいられる瞬間が 何より幸せなんだよ
早く会って そう伝えたい』
タマの答えは 最初から決まっている。実際には タマの気持ちを変えるなんて、ほぼ不可能。
それを認めたくないから 翼くんは、告白の返事を 先延ばししたかったのかな…。
「返事は まだ聞かせないでって 言ったじゃん この旅行が 終わるまでは」
「…ごめん でも 考えても…変わらない
小さい頃から ずっと 明日も 明後日も その先も ずっと 好きなのはチカくんで 変わらないの
だから ごめ…」
「チカくんは… チカくんは そうとは限らないよ？
いつかタマちゃんに 飽きちゃうかもしんないじゃん
ずっと 彼女だって認めてくれないし こうやって2人で花火を観ることも できないんだよ？ 僕は…」
いつも以上に、強引になってしまっている翼くんを 止めてくれたのは、やっぱり チカくん……！！！！ 
ライバルの翼くんに、タマの目の前で 堂々と、タマへの愛を叫んでくれた チカくんが、
もう もうカッコよすぎて、キュンキュンが止まりませんでした 
「オレは！！ オレの そばには ずっと 昔から この先も
タマがいないと ダメなんだ！！ だから お前には 渡さない！！」
チカくんの 堂々宣言に、翼くんは 圧倒されていた様子…？ きっと、すごく悔しかったと思います。
なのに、学校のみんなに タマとチカくんの関係が バレそうになってしまった時、
機転を利かせて 助けてくれて、笑顔で去って行った 翼くんも、すごく すごくカッコよかったです。
「前から嫌がってたもんね 僕の強引な所 ごめんね
だからもう 別れるね バイバイ！！」
「翼くんっ…」
『あーぁ… 僕には どうしたって チカくんには なれないよ…
だから 幸せになってよ？ 2人とも！！」
2人の幸せのために、あえて 自分が悪者になった、翼くん―――
去って行く後ろ姿は 切なかったけれど、しかし 振り返った時の表情は、とても 晴れやかに見えました。
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