Betsucomi 2月号の僕のジェラシー物語。9話の感想です 
僕のジェラシー物語。 第9話 加賀 やっこ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！ 
別窓で記事がでます
・
・
・
ネタバレ大丈夫ですか？
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
春が「お兄ちゃん」と慕う男の子、揺木 葉さん。12年ぶりに再会した 年上の幼なじみなのですね。
そして、カレンちゃんにとっても 葉さんは、12年ぶりの 久しぶりに会った人で、
まさか 春とカレンちゃんも、実は 幼なじみと言える関係だったとは……。
「春に近づくなんて 加蓮 どういうつもりだ 12年前 おまえが春を傷つけたくせに」
「ずっと 春と仲良かった おまえが あの日 春を傷つけた」
春の記憶の中の あの子は、カレンちゃんだった―――
そのことに気づいた 春の動揺する姿に、とても ハラハラしちゃいました。
そんな春の側にいるのは、葉さんだということが 何だか切ないです…。
カレンちゃんは、春に 何も言ってくれなかったことが、もどかしくて……。
「春 大丈夫… 俺はこれからは おまえの側にいる」
「12年前… 守ってやれなくて ごめんな―――…」
勇気がなくて、カレンちゃんに本当のことを 聞けない春は、カレンちゃんとの思い出が もし、
全て嘘だったとしたら 立ち直れないかもしれないから、怖くて 前に進めなかったのでしょうね。
壮行会でロミオとジュリエットをやることになった 梓さん、衣装 とっても似合ってる！！
本当に カッコいいです！！！！ まさに 王子様！！！！ 
さらに、春に元気がないことに 気づいてくれて、春を励ましてくれる 梓さんは、
とても とても優しくて、素敵でした。
「―――でも それだけでは 龍の全てを嫌いになれないと思う だから 春も悩んでるんじゃないの？
自分の龍への楽しい気持ちまで 全部否定してしまうのは――― そんなの寂しすぎるし
龍がなんで黙ってたとか 梓には分かんないけど …梓だったら
全部 自分のもやもやを話して 相手の気持ちも聞く」
今のほうが カレンちゃんのことを好きだからこそ、どうしても 怖い気持ちがあって前に進めない春を、
「そしたら 梓にすればいい」「その時は 梓の春になればいいよ」「だから行っておいで」と、
春の背中を押してくれた 梓さんの、春を見つめる顔は 男の子の顔だったと思います。
上手く笑えなってきたのは、春に惹かれる想いが 大きくなったからなのでしょうか。
それなのに、春をカレンちゃんのところへ向かわせた 梓さんの気持ちを思うと、すごく切ないですね…。
カレンちゃんに 正面から、12年分の気持ちを 聞きに行くことができた春。
怖い気持ちがなくなった訳では ないはずなのに、真っ直ぐに ぶつかっていて立派でした。
そして、そんな春の言葉で カレンちゃんも、冷静ではない 自分の感情を見せてくれたこと、
12年越しのケンカを ちゃんとできていることに、嬉しくなります。
「出会いを やり直したかったんだ…
いじめっこの印象のオレじゃなくて… 優しい…高校からの加蓮龍三郎で やり直したかった
あの日 君を追いかけたのは 言いたいことが いっぱいあったから
どうしたらいいか分からないくらい 好きだったんだ」
あの時、カレンちゃんは 春を突き落としたのではなく、助けようとしてくれていて、
でも 助けられなかったことを、ずっと後悔して 苦しんでいたのですね……。
「…… 君から離れたのは 俺では 君のこと守れないかもしれないって思ったから…
…今でも つかんでいた君の手が離れていった時の―――… 君の手の体温が まだ右手から離れないんだ
春ちゃんを傷つけてしまって どんな顔していいか―――… 分からなくなって…」
「だから責任とって 加蓮龍三郎が 花村春を幸せにしてくれるんでしょう？」
ずっと苦しんできたカレンちゃんは、この時の春の笑顔で とても救われたと思います。
カレンちゃんが「…うん もう 離さないよ」と答えてくれたことで、春も 安心したと思います。
2人は 今まで以上に、強い絆で結ばれた恋人同士に なれるのだと思います！！
次回では、ラブラブな春とカレンちゃんを たくさん見ることができる予感 
いよいよ 第1部のクライマックスとのことで、どうなるのか とても待ち遠しいです。
Betsucomi(ベツコミ) 2 月号 Amazon
総合電子書籍ストア BookLive! はこちら↓ ブラウザ試し読みあり
一旦 別のページに移動します
|
