LaLa(ララ)9月号の原始人彼氏 最終話の感想です
原始人彼氏 最終回 北福佳猫 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
ついに最終回!! 現代に戻った美大が ついに、運命の愛を手に入れる 最高の結末!!
そのお相手が 熊追くんだったこと、驚きの気持ち以上に 納得する気持ちが大きかったです。
考えてみれば 熊追くんは、美大を抱きかかえられるくらい 意外と逞しかったりするところとか、
無口だけど 美大のことを心配してくれるところ、精巧なフィギュアを作れちゃうくらい 器用なところ、
ガルヒ、エレク、イレスと 重なるところがありますものね。
美大の目に、3人姿が 順々に映り、そして 熊追くんへと繋がっていく描写が、
とっても 素敵で、思わず 感動してしまいました…!!!!
泣いている美大を見つけたら 急いで駆けつけて来てくれた、熊追くん。
運命の人である 彼のもとに、美大から 走っていくつもりだったのに、
熊追くんから 走ってきてくれるのですものね。
「…なんで いつも 先に見つけてくれるの…」
イレスにもらった あのお守りが、熊追くんのオリジナルストラップに そっくりだったから、
美大は、熊追くんこそが 探し求めている人だと気づいていたのかもしれないけれど、
それ以上に、イレスと熊追くんの言葉と行動が 美大の心で「同じ」と感じ取ったのかな、なんて思います。
「私 タイムスリップして 前世の熊追くんに会ったの
自分が傍にいれない時に 私を守れるようにって このお守りを作ってくれた
熊追くんは …3千年前も 80万年前も 250万年前から ずっと やさしくて まっすぐだね
今も 走ってきてくれて ありがとう」
タイムスリップ、なんて とても信じられない話。でも、熊追くんは 違ったのですね。
繰り返し見る夢の中で、サバンナを ジャングルを、美大の存在を…… ずっと感じてくれていたのですね。
「僕は 神米さんに たくさん笑ってほしいし 辛そうだと いてもたってもいられない
この気持ちだけは 前世の僕にも 負けたくないです…!」
熊追くんの額には、あの痣が。求めていた運命を ようやく掴んだ美大に、
心から「おめでとう」と言いたくなりました。
鳩星くん、珊瑚くん、魚島先輩、牛飼先生、みんなが参加してくれている 美大と熊追くんの結婚式
自分の家の畑で 結婚式を挙げるとは、たしかに 美大らしい!!
花びらを 舞い散らしてくれたのも、『―――美大を 守ってね』と 声をかけてくれたのも、
どちらも、美大の婚活を斡旋してくれた スピカ様…ですね?
そして 美大と熊追くんに、素敵な命を 授けてくれたのも――――――
ラスト、スピカ様が 美大と熊追くんと、そして 2人の子供を、慈しむように 見守ってくれていて、
本当に とっても感動的な、素晴らしい 最終回でした!!!!