Betsucomi 1月号のこんな未来は聞いてない!! 26話の感想です 
こんな未来は聞いてない!! ep.26 八寿子 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください！ 
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ネタバレ大丈夫ですか？
単行本派の方、まだ発売されていない 6巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
卒業間近、第二志望の大学には 合格したものの、佳代は 生きる意味を見失っている状況なのですね…。
すぐ卒業とはいえ まだ同じ学校の生徒同士ではあるし、何より 家が近所だということは変わらないし、
佳代が 真之介から完全に離れるのって、考えてみれば すごく難しいこと。
今の状況で 佳代が『真之介と会いたくない なるべく考えないようにしたい』と思ってしまうのは、
仕方ないと思いますし、そういう気持ちを抱えたまま 真之介の近況を聞くのは、とても辛いでしょう……。
心機一転したくて 一人暮らし、をすることで 佳代の気持ちが楽になるのなら、
それも いいのかな、なんて思いました。…でも 現実は、そう甘くはないですからね！！ 
2時間もかかる通学でも、東京に住むことを考えたら よっぽど安い。臓器は売れない。
瀧くんの切り替えっぷりを真似したくて 一人暮らしをスタート、というのは ちょっと無理かな。
東京で たまたま会った瀧くんは、親身になって 佳代の話を聞いてくれるけれど、
真之介から離れたい 佳代と同じように、瀧くんも また、佳代から離れようとして 東京にいるのでは……？
すでに 東京に住んでいるって話でしたし、卒業式に出るつもりは なかった訳ですし、
「早いとこ 自分のやりたいことに集中したいんで」という言葉からは 変に急いでる感じがするし、
やっぱり まだ佳代のことを忘れられない、という感情が 隠れている気がします。
というか、今回のラストの 彼の言葉を考えれば、間違いないですよね。
それなのに、卒業式に真之介と ちゃんと話し合うことを勧めてくれただけじゃなく、
あんなに明るい笑顔で 佳代の応援をしてくれたのかな…？と思うと、
そんな瀧くんの気持ちを思うと、すっごく切なくなりました…。
心ない テキトーなアドバイスをした、と瀧くんは 後から謝っていたけれど、
忘れられない子の恋愛相談を 聞くことだけでも、辛いに決まってるじゃないですか……。
でも、未来の佳代が指し示した 別の道、「瀧君を選ぶ道」は 消滅した訳ではない！？ 
未来の佳代が辿ったルートと、佳代が辿ったルートは もう事情が変わっていますが、
どのルートでも、瀧くんが佳代を ずっと好きでいてくれる、ということは変わらないのかもしれません。
佳代は 真之介との可能性を信じていたけれど、ついに迎えた卒業式の日、
去って行く真之介を 佳代は引き止めることができなかった――― ふみ出せなかった―――
そうなったことで、「瀧君を選ぶ道」を 進み始めたように感じますね…。
来ないと思っていた瀧くんが 卒業式に来て、瀧くんは 佳代の姿を映した動画を撮っている。
まったく同じ、とは言えないけれど、未来の佳代が辿ったルートと重なる……！！ 
「…うん だから 結局2人が どーなったのか 確かめなきゃ気が済まないよね」
「…ごめんね 佳代ちゃん もう 頑張んなくていいよ」
その言葉は、佳代への告白と考えて いいのでしょうか…？
「瀧君を選ぶ道」が消滅してないのであれば、未来の佳代の言う通り 瀧くんを選ぶ、ことは可能ですよね。
しかし、それで佳代は 本当に幸せになれるのか、と考えると やっぱり違うと思います。
ああ でも瀧くんの切ない表情……！！！！ 
佳代を抱きしめて 優しい言葉をかけてくれる、そんな瀧くんが また悲しむ顔も見たくないです。
一体どうなっていくのか、予想もできなくて 次回が待ち遠しすぎます！！
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