百花万華鏡 2巻感想☆ ネタバレにご注意ください

2018年4月13日

百花万華鏡2巻の感想です

百花万華鏡　2巻　伊沢玲先生　著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！

　別窓で記事がでます

・

ネタバレ大丈夫ですか？

正式に、瑠華の指導役となった鷲麗。2人久しぶりの再会です。

一緒にいた鷲麗の上司蒼夜(あおや)に、瑠華「あくまで特例」と釘を刺されました。

そして鷲麗に関して「言動が率直ゆえに戸惑われることも多々あると思いますが

どうぞご容赦を」と言われるのです。

鷲麗のおかげでできるようになったことが沢山ある瑠華は、査察官というだけで

距離を置かれてしまう鷲麗の人柄を、宮城のみんなにも知ってもらいたいと考えます。

しかし、瑠華の守役出葵(いずき)は「指導役など迷惑千万」と、鷲麗のことを煙たがるのです。

瑠華様の今の実力で査察官を傍に置くなど無謀。実力不足を瑠華本人にも指摘します。

さらに、瑠華と鷲麗が親しくしているところを見て、大激怒の出葵。

鷲麗を責める出葵を止め、瑠華は鷲麗の歓迎会をやりたい、と言いました。

瑠華が主催の歓迎会では舞茶芸のお披露目が必須。10年前、瑠華は大失敗した経験があります。

だからこそ、ずっと練習してきた 10年の成果を、出葵に見てもらいたいのです。

「貴方のことを皆に知ってもらう機会をつかんでみせますっ」

本当は、瑠華のことを誰よりもよく知り、瑠華に頼られ力になりたい出葵。

しかし 10年前の失敗から、厳しい場所に経つ瑠華様には自分も厳しくあらねば、と思ってきました。

鷲麗はそんな出葵に、歓迎会で主賓席を譲ります。

出葵の前で舞茶芸を始める瑠華。失敗しても途中でやめたりはしません。

「私は誰よりも貴方にちゃんと示したいんです　いざという時に何もできない私じゃないって

貴方のおかげでこの舞だけはちゃんとできるようになったんだって

十年前みたいに昨日みたいに　貴方のせいでなんてもう誰にも言わせませんからっ」

いつか女王になる時には、片腕として出葵に隣にいてほしい瑠華。

懸命に頑張る瑠華へ手を差し伸べた出葵も、瑠華の力になりたい気持ちを伝えました。

「今度こそ　一緒にやり遂げます

いつか瑠華様が立派な女王になられる時に　その隣に立っているのが私の夢なんですから」

無事に舞茶芸を終え、瑠華の背中を押した鷲麗のことも認められます。

しかし、瑠華を控えの間に連れていった鷲麗は、様子がおかしくて―――！？

瑠華を独り占めしたい鷲麗にキュンキュンしちゃいました

蒼夜の言葉があるから、鷲麗は『お仕事熱心』なのだと思っている瑠華がまた可愛いですね。

瑠華と鷲麗の距離を近さに怒る出葵でしたが、悪気はなくてすぐに瑠華に近づいてしまう鷲麗は、

少し天然が入っていてつい笑ってしまいます！！

そして、瑠華と鷲麗の出会いが詳しく描かれている「特別編」では、

鷲麗がどれだけ瑠華に助けられてきたのか、よく分かりました。

今後、瑠華と鷲麗の関係はどうなっていくのでしょう？ 3巻が早くも待ち遠しいです