ベツコミ5月号の青楼オペラ37話の感想です
青楼オペラ 第37話 桜小路 かのこ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 9巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
近江屋と松阪屋が 10日程度の商い停止を、一方的に 告げられた―――
やはり、中村は 朱音たちの目論見を把握しているのでしょうか。狙われたのは 間違いありません。
そうなると どうしても、朱音は 裏切り者の存在を疑ってしまっていて、
考えたくないけれど 考えてしまう、朱音の苦悩の表情… 胸が痛みます…。
でも そんな朱音に、いつも通りの様子で会いに来てくれた 惣右助の頼もしさ、カッコいいですね!!
「…それならな 茜 その考えは捨てろ 揺さぶりをかけてきただけかもしれない
それで俺たちがお互い疑心暗鬼になって 仲間割れでもしたら それこそ あいつらの思うつぼだ
だろ? どっしり構えてようぜ!」
裏切り者に 心当たりがある訳ではない。ならば その考えは捨てる。
そうやって、前向きな方向に 朱音を導いてくれる惣右助は、本当に 素敵だと思います
なんて頼もしい…! と思わせてくれた矢先、熱で寝込んで 朱音に看病される惣右助は、
何だか可愛いなぁ、なんて ニヤニヤしちゃいました
言いがかり同然の処分で 頭を下げなくちゃいけなかったり、店の再開のため 雨の中を駆け回ったり、
惣右助が 中村のせいで、そんな苦労をしていたことには 腹が立ちますが……。
だけど、朱音が差し出してくれた 玉子酒を美味しそうに飲む惣右助は、
珍しく 素直に、朱音に甘えているような雰囲気が出ていて ときめいちゃうのです
まぁ、玉子酒を作ったのは 利一郎とのことで、結局は ガッカリしている惣右助でしたが。
惣右助を子ども扱いして 子守唄を歌う朱音は、手のかかる…と言いつつ 嬉しそうに見えます。
好きな人の お世話ができていることに、幸せを感じてしまうのではないでしょうか。
そして、惣右助が眠る前に言っていた お姉さんの話―――
子守唄を「ぼうやの おもりは」ではなく、「ぼうやの まもりは」と 姉は歌っていたという話。
その間違いは 大きな手がかりなのでは!? と思いましたが、やはり…!!
惣右助に 風邪をうつされた朱音を心配して、わざわざ来てくれた 真木村先生。
……と思いきや、身請けが決まった 朝明野花魁を見たかっただけ?
いやいや そんなことはなくて、例の商い停止の件で 不安がっているだろう朱音に、
陰で調べを進めている と伝えることが、一番の目的だったのでしょうね。
頼もしい仲間である 真木村先生ですが、しかし 先生の薬箱に入っていた、あの本は…?
朱音が『湖月抄』「雲隠」と読めたのは、見間違えなんかでは ないのでは……!?
『葵さん… 葵さんの形見 …ではないわ』『表紙が違ったもの それに原本は 若旦那に預けてあるし』
熱のせいで 自信がなく、そのまま眠ってしまった朱音を 看病してくれたのは、一体 誰でしょう?
朱音のために 子守唄を歌ってくれたのは、「ぼうやの まもりは」と歌ったのは 誰なのでしょう!?
『今のは 夢…?』『でもまだ唄声が耳に残ってる それにこの残り香―――…』
『若旦那 あなたの姉上が この見世に……』
やはり、朝明野さん としか考えられませんが…。どうなのでしょう…。
惣右助が寝込んでいた時も、朝明野さんは心配して 様子を見に来ていたのだと思いますし。
朱音の体調、真木村先生の薬箱に入っていた本、惣右助のお姉さん……、
とにかく気になることが いっぱいです!!!! 次回が 待ち遠しくて仕方ありません!!!!