兄に愛されすぎて困ってます 11巻感想☆ ネタバレにご注意ください

2018年6月6日

兄に愛されすぎて困ってます11巻の感想です

兄に愛されすぎて困ってます　11巻　夜神里奈先生　著

ネタバレありの感想です。ご注意ください！

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ネタバレ大丈夫ですか？

北斗はセトカを守るため、「2年の橘せとかに恋愛感情を抱いた」と呼び出された校長室で嘘をつきます。

血の繋がらない兄妹で恋愛をしている、という噂を流した理由についても作り話で説明を。

「―――橘さんのお兄さんがとても人気があったと聞いたので…

絶対嫌がらせをする人が現れるって思ったんです　そこを僕が助けたら

『きっと彼女は僕を好きになる』でしょう？」

実習の取り消しだけで済む問題ではないことを覚悟した上で、北斗はセトカの噂をなくしたのです。

セトカはみゆーと一緒に、また楽しく過ごせるようになったことを喜んでいました。

しかし、噂を流したのは矢高先生だった、という点については疑問を感じています。

そこに教育実習生だった田中先生が現れて、セトカへ北斗について話をするのです。

噂を流したのは北斗ではない、橘さんを守りたかった、橘さんは生き別れた妹、

持病が急激に悪化した北斗には時間がない―――

真実を知ったセトカは、北斗がいる病院へと駆けつけました。

ところが北斗は、兄だと名乗ったら自分がいなくなった時、妹に苦しくて寂しい思いをさせる…と考え、

涙を隠して「僕に妹なんていません」と、冷たくあしらったのです。

北斗の病気は日本での治療法では完治が難しく、北斗は諦めかけています。

だけど病室を訪れたハルカに、北斗は救われました。

「本当の兄だか知らねーが　俺はてめーが大嫌いだ」「だからどーなろーが知ったこっちゃねねーが…

―――でも　せとかはお前のことが　必要なんだそうだ」

ハルカは北斗を心配するセトカのために、北斗を死なせまいと高嶺に頭を下げてまで、

アメリカの専門病院への紹介状を手に入れてくれたのです。

未来を願えるようになった北斗はついにセトカと、本当の「お兄ちゃん」として再会します。

そしてその後、治療のためアメリカへ行きました。

1年後、ハルカは余裕で難関大学に合格。セトカも受験勉強を頑張り、春から大学生です。

しかし受験が終わっても、ハルカが忙しくてまったく会えず、セトカは不安になっています。

「私にもっと触って　キスして　『兄』じゃないって教えてほしいのに―――…」

セトカのその言葉を聞いていたハルカは、遠慮をやめました。

すぐにセトカを連れて、セトカの本当のお父さんとお母さんのお墓に行きます。

そこでハルカは、セトカと結婚しようと思っている、と報告。

「必ず　娘さんを幸せにすると誓います」

しかも、いっぱいバイトを入れて買ってくれた婚約指輪を、セトカに贈ってくれたのです。

そしてその日、ついにセトカとハルカは結ばれました―――

兄こま完結！！とっても素敵で、とっても幸せな結末ですね

セトカとハルカが結ばれるシーンはドキドキしましたし、

数年後の2人が登場して終わるラストにはキュンキュンしました

最終話では、他のみんなのことも描かれていて嬉しかったです！！

もうセトカ達に会えないのは少し寂しいけれど、最高のハッピーエンドで大満足でした