Cookie (クッキー) 1月号のHoney Bitter 最終話の感想です
Honey Bitter last act. 小花 美穂 先生 著
ネタバレありの感想です! ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 14巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
今月号で、「Honey Bitter」が ついにグランドフィナーレ…!!
読み始める前、いよいよ最後なんだと思うと 何だか緊張しちゃいました。
東京に戻って来た 珠里の目的は、やっぱり 早穂さんに会うことだったのですね。
アポなしは 失敗だったけれど……、夜には会える約束ができたので ホッとしました!
珠里の体調も ほとんど回復して、特に問題は ないみたいですし。
たまたま 陽太を見かけた時、珠里は 陽太に話しかけられなかったのに、
陽太は 珠里を見つけたら、嬉しそうに「珠里さんっ!?」と駆け寄っていたことが とても嬉しくて、
やっぱり陽太は、誰よりも 何よりも、笑顔が似合うなぁ と思いました。
珠里の体を気にしてくれて、だいぶ元どおりになった と聞くと、
心の底から安心したような表情を見せる 陽太に、キュンとしちゃいますね
珠里と会えたことが 嬉しすぎて、大大大号泣の みのりには、ちょっと クスッとしちゃったけど、
こうして珠里が 元どおりに回復できていることに、改めて 嬉しくなりました。本当に よかった…!
クビになったけど 仕事復帰したい、ダメなら資格を取って 自分で何か始めたい、
そう思えるようになって 行動に移せるくらい、もう珠里は 前進できていたのですからね。
珠里の 今の様子が分かったら、後は 陽太と2人きりにしてくれた、圭甫さんの気遣いに 感謝しなくては。
現在 陽太が、警官を目指し 頑張っていることも、珠里への想いについて 気持ちの整理ができていることも、
しっかり珠里に伝えてもらえる機会があったのは とても有り難いな、なんて感じました。
そして、珠里の中から 吏己の存在は消えないのだと、理解して 納得して、
その上で 珠里に感謝してくれる、陽太の優しさに ジーンとします。
「出会った最初から いたもんね 珠里さんの中に 元カレが 良くも 悪くも…
俺はもう… だいぶ ふっきってるから大丈夫 短い間だったけど…
すげー 幸せだったよ ありがとね」
とても切ないですが、お互い感謝の気持ちを持ちながら お別れできて、よかったなぁ と思いました。
吏己から送られてきた 海外の図書館の画像についても、珠里は しっかり答えを見つけていたのですね。
いつか「一緒に行こ」の意味で 画像のプリントだけ、珠里に渡しておく 吏己の不器用さ、
早穂さんの言う通り たしかに可愛い……!!
『―――たぶん 吏己なりに 少し“将来”を考えてみたのかな と
いつだか あの人を読んだ時… この世で「女」と認識してるのが 私ひとりで
…だからといって 未来のビジョンは 何もなく
いわゆる一般的な「つきあいたい」とか「結婚したい」とかは 全く何もなくて
近くにいれば 手は出してくるくせに… どこまでも勝手なやつ…
そんな あの人が 何かを きっかけに 将来を考えてみたんではいかと…
それで とりあえず浮かんだのが コレだったんじゃないか と…―――』
クビの手前 本室には戻れなかったけれど、「オフィス・S」の第三分室の話を いただけたのは、
やっぱり この仕事を続けたい、と言った 珠里の本気を、早穂さんが 分かってくれたからなのでしょう。
そして 珠里は、経営学など 猛勉強して、早穂さんの期待に しっかり応えたから、
数年後、室長として頑張る日々を 送れているんだな、と思いました。
視力が落ちて メガネをかけるようになっていた珠里。大変そうだけど 充実した顔をしていますね。
さらには 陽太も、着実に夢を叶えていっているみたいで びっくりしました!! すごい!!
「オフィス・S」札幌分室の 室長を任されている吏己のお仕事も、順調そのもの という感じみたいですね。
珠里は ひばーちゃんの田舎、吏己は 札幌。遠く離れているけれど、物理的な距離は あまり関係ないのかな。
『吏己とは プライベートでは会ってないけど 仕事の流れで 東京の本室で 1回会いました
何年かぶりだったけど…』『昨日まで会っていたかのようでした―――』
『―――今では 図書館のプリントは3枚になった いつか 行くのかな』
いつになるのかは 分からないけれど、珠里の未来の隣にいるのは やっぱり吏己なのでしょうね…?
だけど きっと、いざという時は 陽太も、珠里の支えになってくれそうですね!?
珠里が、珠里にとって「普通」の 大切な日常を、今は ただ走り続けている―――
自分の能力と上手く付き合いながら 頑張っている珠里の姿を見ることができて、
そして 未来への希望を感じられる、とっても素敵な 素晴らしい結末でした!!!!