マーガレット 小森 みっこ 先生 著
第２４話 ４巻 マーガレット１６号
無事に 獅子丸が戻ってきたので、ベンチに座って 昼食をとりながら、ゆっくり お喋りする 佑菜と日和。
そのとき、佑菜は 持って来ていた ボールの犬用おもちゃを、日和に手渡し プレゼントします。
もちろん 獅子丸も 日和も、すっごく 喜んでくれました！
新しいボールで 獅子丸と元気に遊ぶ 日和を眺めなら、佑菜は――――――
『何が好きか』
『何をしたら』
『また 喜んでくれるのか』
『私は 今』
『日和くんの事 考えてたの』
･･
あっという間に 夕方になり、デート終了の時間。
別れ際 日和が、佑菜に「また こうやって獅子丸と一緒に遊んでくれますか？」と尋ねます。
･･
日が暮れて 急に冷えてきて、寒そうにする 佑菜に、日和は 着ていたスタジャンを貸してくれました。
そして、今日１日の 楽しかった気持ちを、まっすぐ 佑菜へ伝えます。
「また遊ぼうって 言ってくれたのも 嬉しかったです」
「…… あと…」
「……今日の佑菜さんの 髪の毛とか 服の感じとか…」
「ずっと可愛いなって 思ってました」
少し うつむきながら そう話す日和の顔は、当然 まっ赤。
年下男子からの 予想外の言葉と可愛さに ビックリして、佑菜も 大赤面です……！！
「…服は 次会う時に返してくださいね」
「俺いつでも大丈夫なんで 待ってます」
「じゃあ また」
･･
『日和くんて あんなだった？』
『一生懸命で まっすぐ 優しくて まぶしい』
『それは出会った頃から 変わらない』
第２５話 ４巻 マーガレット１７号
日和くんと獅子丸と 遊びに行ったことを、照れながら 恭子に話す 佑菜。
その日の出来事や、楽しかったから「また遊ぼうね」と伝えてきたこと……
恭子へ話すことで 佑菜は、自分の気持ちと 向き合っているようです。
『また 日和くんと一緒に』
『きっと楽しいんだろうなって 思うの』
『そしてまた 日和くんの 新しい知らなかった顔が見れて』
『じゃあ それをくり返して』
『その先に 何があるんだろ』
･･
一方、あの日から ずっとケータイを気にしている 日和も、一馬との会話で 佑菜への今の想いを語りました。
「…いいんだよ そんなすぐじゃなくても」
「楽しみがそれだけ のびたと思えば」
「我慢する」
「佑菜さんから連絡くるまで 待つ」
『きっと待った分 嬉しさも増える』
『その時間も無駄にしない様に 俺に出来る事をしていけばいい』
そう決意した直後、日和のケータイに 佑菜から「この間日和くんに借りた服を返したいのですが、今週だと何日が都合がいいですか？」と メッセージが届いて――――――！？
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