Kiss(キス)12月号の アリスとアマリリス 最終話の感想です
アリスとアマリリス 第21話:道 小沢 真理 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 4巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
理一と再会し、理一のおかげで もう借金取りに怯えなくて良くなった事を知った、ありす。
その後、行方不明だった パパとも再会することができました。
ありすと 母のリズ、そして 妹のココは、お世話になった人たち 迷惑をかけた人たちに、
お礼とお詫びをするため 東京へ行きます。
昔の家の お隣さん・郁ちゃんは、ありす達が来たことを 泣いて喜んでくれました。
理一と再会する キッカケを作ってくれた トゥモローと、偶然 会うことができて お礼を伝える ありす。
トゥモローは 現在、日本縦断の旅を終え 次は海外へ行くため、資金を貯めようと 頑張っているそうです。
「…誤解もとけた… トゥモローのおかげ ありがとう」
「……… 理一だって あの家の子に なりたくて なったわけじゃないからな…」
「……うん」
「今度 みんなで飲もうぜ! 他の奴らにも 声かけとくから!」
「うん!」
「じゃな!」
「ほんとに ありがとう!」
続いて、ありす達は 北原弁護士と再会します。北原弁護士に、4年前のことを 何度も謝る リズ。
北原弁護士は「ほんとにもう いいです」と言ってくれます。
「……さっき郁先生の家で ご主人に逢った話をされてましたけど… もう復縁は されないんですか?」
「はい 子供たちにとっては 父親ですけど…… それだけでいいと思ってます」
「じゃあ…… もし よかったら…… ぼくとデートしてください」
デートをOKした リズが「…こんな年上で いいんですか?」と聞くと、
北原弁護士は「ぼくこそ 年下で頼りないと思いますけど」と 答えました。
「……なんども 助けてもらってますよ」
実は 2人の会話が聞こえていた ありすですが、そのまま寝たフリを続けて 何も言わないでいてくれます。
その夜、ありす達は おばあちゃんの家に泊まりました。おじさん夫婦も 歓迎してくれました―――
翌日は、パチンコパーラーで ママと同僚だった、西村さんの家を訪ねます。
そこで なんと、マコトは現在 ミュージシャンになっていて、路上で歌っていることを 教えてもらいました。
相変わらず アムロちゃんが大好きな西村さんは、ありす達に アムロちゃんの映像を見せようとします!
さらに その翌日、ありすは 渋谷で ルナと待ち合わせをして、
突然 離ればなれになってしまった 親友とも、久しぶりに 会うことができました。
あっくんと再会した後 SNSでコンタクトを取り、何度かスカイプで やり取りをして、
ルナに なにもかも打ち明けていた ありす。
「よかった ありすが 無事で」
「ごめんね なんにも話せなくて」
「いいよ ありすも つらかったんだよね」
モニター越しの再会は 2人とも涙が止まらなかったけれど、
実際に会えた時の ありすとルナは、昔のように 笑顔で話せています。
そして その日、ルナに付き合ってもらい マコトの歌を聴きに行った ありすは、
洗脳から解けているマコトを 見とどける事ができました。
理一は、引退した父親から 唯一 引き継いだ、講談キャッシングの 廃業手続きを終わらせます。
今後も 過払い金の返済や 行きすぎた取り立てて苦しんだ人たちのケアは続ける、と ありすに話した 理一。
「それが済んだら 僕は 家を出ようと思ってる
……ただの貧乏学生になった僕でも…… 一緒に いてくれますか…?」
「…はい 喜んで」
ありすの目から 幸せな涙が溢れました。
もう、大人の都合で人生を翻弄されていた 小さくて非力な子供じゃない ありす達は、
自分の足で 生きていきます――――――
辛かったことも 後悔もある 過去と向き合い、目の前に開ける道へ 進むことができた、ありす達。
みんな それぞれ、自分の意志で 今の人生を歩いていましたね。本当に よかったです。
多くの苦労をしたのに 立派に成長した ありすの真っ直ぐさ、母と娘の強さ、親子の絆、友情、恋愛、
たくさんの感動が詰まっていた 物語だったなぁ、と思います!!
たしかに 心に温かく響く作品でした。とっても素晴らしい 結末です。