デザート3月号の あつもりくんのお嫁さん(←未定)17話の感想です
あつもりくんのお嫁さん(←未定) 第17話 タアモ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
家を継ぐことについて 目を背けなくなった 敦盛は、父を 医者として 経営者として、尊敬しています。
だから 父に、錦とも会ってほしい と思っているのですが―――
錦が 東京へ戻ってくると、敦盛は すぐ、錦と会うため「喫茶ロイヤル」に来てくれました。
そして 一緒に、錦が作った ごはん(結局 おじいちゃんが ほとんど作ったけど…)を食べます。
「うまい! あの時は イタチの母親の手料理を食べそびれてしまったが やはり うまいのか?」
「うん! すごい美味しいよ」
「いいな イタチの家は また行きたい」
『うちの家のこと そんなふうに思ってくれてたんだ』
『嬉しい…』
「普通って いいな」
『あ この人 「普通」に憧れてるんだ』
『 「そんなの贅沢だ」なんて 敦盛のことを よく知った今は 思えないのは どうしてかな』
「―――で 気が重い我が家の問題だが 次の土曜に うちに来てもらってもいいか? 父と… まあ 母もいるだろ」
「敦盛の実家に行くの?」
「ああ 16時には ここに迎えに来る」
「どうしよう 緊張する…!! お土産 何持ってったらいいかな?」
「落ち着け そんなもの いらない 普通にしておけ そのままのイタチを見てもらいたいって言ったろ」
「うん」
『以前 敦盛のお母さんに会った時は 散々だったけど 今度は ちゃんと話したい』
『敦盛のおかげで 私のお父さんも 少し歩み寄ってくれた だから 今度は 私の番』
『敦盛の話を きちんと聞いてもらいたい』
『普通じゃないって 敦盛が思う人たちに』
『私は何があっても 敦盛の味方だって 決めたから 今度はきっと 大丈夫』
……
土曜日の16時前、錦は 敦盛の実家へ行くために 準備を整えていました。ところが―――
1階で倒れている おじいちゃんを見つけた 錦。すぐに救急車で 病院へ向かいます。
混乱してしまい、敦盛に連絡をする余裕は ありません。
当然 敦盛は、錦は どこへ行ったのか、何があったのか 分からず、心配しています…。
そして、敦盛の実家では 敦盛の父が、呼び出しがあったからと 仕事へ行ってしまいました。
おじいちゃんの診察が終わるのを待つ 錦は、母に連絡しなきゃ…と思い 震える手でスマホを出します。
すると、敦盛から たくさん連絡が入っていることに気づきました。
錦から連絡をもらった 敦盛は、すぐに 病院へ。
約束を破って ごめん、と 泣きながら謝る 錦に対し、敦盛は「そんなことはいい マスターの容態は?」と言います。
「ま まだ診察が 終わらなくて」
不安で 涙が止まらない錦を そっと抱きしめ、頭を ぽんぽん としてくれる、優しい敦盛のおかげで、錦は少し 落ち着くことができました。
おじいちゃんが倒れた原因は おそらく「良性発作性頭位めまい症」だと分かります。
入院が必要とはいえ 重い病気ではなかった安堵感と、お医者さんの「泣かなくても大丈夫よ 先生 ついてるから」という 頼もしい言葉で、しっかり落ち着き 笑顔が戻った 錦。
改めて、敦盛に 感謝と謝罪を伝えました。
「来てくれて ありがとう 敦盛 すごく心強かった ちゃんと敦盛のご両親に 謝りに行くから ごめんね」
「両親のことは 気にしなくていい ……何もできなくて 歯がゆかった」
「お医者さんが大丈夫って言ってくれるから すごい ほっとできたよ 敦盛が目指す道は こんなところにあるんだって… 本当に 2人がいてくれるだけで 安心できたんだ」
病院の廊下で 錦と敦盛が話をしていると、偶然 敦盛のお父さんが現れ――――――!?
あわあわして謝る 錦に対し、笑顔で「いや いいよ 興味なから」なんて、敦盛のお父さんは すごく冷たい人だなぁ…、と思います…。
錦と会うために 時間を作ってくれたし、約束を破られたことについて 怒らないでくれたのですから、悪い人ではないけど……。
本当に 息子の敦盛のことには興味がない のだとしたら、たしかに「普通じゃない」ですね…。
敦盛と錦の関係を「子供の遊び」だと認識されていること、まずは そこから変えていかなきゃいけないのかな。
かなり手強そうな 敦盛のお父さんだけど、「何度でも 話しをしに行こう、10年後でも 20年後でも」と言ってくれる 頼もしい錦に、今度は 敦盛の方が支えられ 励まされ、2人で一緒に 頑張っていけるでしょうね!!
この後の展開が 楽しみです! 4月号の第18話を 早く読みたいです!