Betsucomi 4月号のハツ*ハル51話の感想です
ハツ*ハル 第51話 藤沢 志月 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
別窓で記事がでます
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 13巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
海の言葉、その意味を、普段のリコだったら きっと理解してくれていたはずですね。
でも、深く悩んでいた 今のリコが、いつものように 冷静に考えられるはずもないこと……、
気づいてあげられなくて、読んでいるだけの 私まで、すごく申し訳ない気持ちになってしまいました。
「一ノ瀬も お母さんと同じこと言うの?」
「……2人とも…… 私が遠くに行っても なんともないんだね――――――…」
海から逃げ出し、お母さんとも話せず、1人で涙を流すリコ…、胸が痛いです…。
翌日、リコが 学校をサボってしまったのは、たしかに『するべきじゃないほうの選択肢』だと思いますし、
『選択するのも嫌だったから逃げた』ことも、正しい とは言えませんね。
しかし、明美さんと諏訪先生の仲を 壊さないようにしていた、人に気遣ってばかりの あのリコが、
こうして 自分の気持ちに悩み、それを消化できずにいて、時には 感情的になり、
「どうしたいのか わからない」という感情を 表に出せている。
それって、とても大切なことなのではないかな、なんて思いました。
たまたま 明美さんと会えたことが、とてもラッキーだったのだろうなぁ、とも感じます。
「…2人ともっと話をしな 思ってることを正直に言うの 心が決まってなくても構わないから」
リコの 長年の気遣いを、実は ずっと知ってくれていた明美さん。
優しくて強い心を持っているリコなら大丈夫 と、誰よりも今 信じているのは、
明美さんなのかもしれない、なんて気がして、ジーンとしちゃいました。
一方 海は、タカの 経験談を聞いて、タカに 励ましてもらって、タカが 背中を押してくれて、
そうして リコへ、ものすごく真っ直ぐで 必死な気持ちを、ぶつけられたのですね。
「オレは おまえと離ればなれになっても おまえのこと 絶対 離さねーって自信あるから!!!」
海が そう言ってくれたから、リコは お母さんと本音で話せて、しっかりと 向き合えたし、
そして 海が、本当は離れたくない と泣いてくれたから、リコの不安は 消え去ったのだと思います。
「その涙で 逆に信じられるよ 離ればなれになっても ずっと一ノ瀬と一緒だって」
「一ノ瀬 今日 泊まりに来て」「お母さん 出張で留守なの」「…今日はずっと離れたくない」
不安を乗り越え、でも 寂しさは隠さず、強い愛で結ばれた2人の物語は、
次回 どのような結末を迎えるのでしょうか?
いよいよ 感動のクライマックス、とのことで、5月号の最終回が とても気になります!!
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