月刊LaLa2月号のウラカタ!!34話の感想です
ウラカタ!! シーン34 葉鳥ビスコ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
別窓で記事がでます
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 7巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
ヒーロー大好き トム!! トムのヒーロー愛が 本領発揮!!
SF映画研究会と特撮映画同好会が 合同で特撮ヒーローものを作る、しかも 美班に参加要請。
それはトムが張り切るのも 当然ってものですよね
しかし、第一声が「ヒーローって 「作れる」もんなのか…!?」だったことには 笑ってしまいました。
トムが考えたヒーローも 面白いと思うのだけどなぁ。
たしかに、蛾は良くて コックはダメなの!? と言いたくはなりますし。
とはいえ トム作のシチコックマン16号、デザインの酷さが 致命傷でしたね。
今度のお仕事 ヒーロースーツの制作、さすがの美班も 初めてのお仕事ですか。
トムのヒーロー愛に 振り回されてる形ではありましたが、美班メンバーの手に掛かれば 順調そのもの!
……でも、一番 張り切っているトムが、寂しそうな顔を見せたのは 胸が痛くなります。
仕方ないですよね。誰でも 得意不得意はあるのだから、上手く お手伝いできないのは…。
だけど、だからといって「自分はきっと何者にもなれない」なんて トムが思うのは、もったいない!!
仲間のことを よく分かっている部長の言葉が、今回 とても印象的でした。
「勿論 あいつは無自覚だろうけどな
自分に期待しないからこそ ああして笑っていられるし そういう形の強さもあるだろう」
「そんな風に生きてる人は 沢山いるよ でも 俺は
そんなのアイツには 似合わないんじゃねーかって―――…」
部長は トムのことを、そのように思って 心配していたからこそ、トムが 一歩を踏み出した瞬間を、
映像として 残さずにはいられなかったのかな……、なんて思います。
トムがメインヒーロー シチコクーンZに!? というのは まだ無理な話でも、
スーツアクターという役割を トムが知ったことは、ものすっごく 大きな出来事でしたよね。
昔はアクション俳優を目指していた という特撮マニアの教授であり、特撮映画同好会の顧問。
とんでもない出会いを 果たしてしまったかも…!!!! だって トム、絶対に 才能ありますもの!!!!
超ド級の無知さのせいで 遅くなったけれど、ようやく「ヒーローの中の人」という役割を 認識したトムが、
ヒーローになること、叶わぬ夢ではない ですよね?
憧れのヒーローは 別世界のもの。そんな思い込みが解けたトムは、ここから どう変化していくでしょう?
『それは トムの中で 何かが始まった日 そして
仲間の大事な その一歩は 決して一人だけのものではないのだ』
トムの一歩が 美班に、部長に、どれほどの影響を与えてくれたのか、続きが とても楽しみになりました
次回35話は 4月号ですね。今から待ち遠しいです。