ベツコミ2月号の柚木さんちの四兄弟。6話の感想です
柚木さんちの四兄弟。 第6話 藤沢 志月 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 2巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
「おまえが霧島の一番近くにずっといられる方法を教えてやろうか
おまえと霧島が つきあえばいいんだよ」
二階堂くんに そう言われても、湊は ピンときていません。
つきあう とは一体どういうことか…、ネットで調べた湊は 何を見たのか、怯えてしまいます。
「…いや… 俺は宇多と こういうことをしたいとは思わねぇよ… 友達がいい……」
じゃあ 尊に結婚してもらえ、と言い出す 二階堂くんのせいで、湊にキラキラした視線を向けられた 尊は…、
ズウゥゥンと下を向きながら 無理だと断って、湊に 謝るのでした……。
気がついたら、宇多と森田くんが いなくなっています。
すぐに追いかけようとする 湊を、二階堂くんが「もう やめとけ」と 止めました。
尊と一緒に 家に帰った湊は、いつになく素直で 大人しく、すっかり 元気がなくなっています…。
『宇多 今日のデート 楽しかったのかな あのあと どこに行ったんだろう 聞きたいことが たくさんある
いつもなら すぐに聞くのに」
一方、デートを終えて 自室に戻っている宇多も、いつもの明るさが 影を潜めていて……?
翌日 学校で、宇多の様子が おかしいことを、湊は 気がつきました。
気を遣って 話しかけられずにいた湊に、二階堂くんが「今までどおり 自然でいいんだ」と言ってくれます。
放課後、いつも通り 宇多に声をかけ、秘密基地に誘うのですが…、気が乗らない と断られてしまいました。
落ち込む湊を 尊と二階堂くんが励ますけれど、湊は とぼとぼと、1人で 秘密基地に行きます……。
『俺は 俺なのに 宇多も 宇多なのに
どうして今と違ってかないといけないんだろう なんで同じじゃいけないんだろう
もう何も なくしたくないのに』
宇多は 恋をしているから、最近 変なんだ、と思っている 湊の考えを、宇多のお母さんは 否定。
トキメキがダダ漏れていない。あれは単に 落ち込んで、元気がないだけ。
どういうことなのか サッパリ分からなかった湊は、この日も1人で 秘密基地に向かいました。
すると、そこには 先に、宇多が訪れていて―――!?
彼氏の森田くんに、男っぽい言葉づかいや 座り方を指摘されて、
理由は分からないけど モヤモヤしていた宇多の繊細さは、とてもピュアで 青春だなぁ、と思いました。
そして、宇多の代わりに 怒ってくれる湊が、すごくカッコいいですね。
理想を押しつけるのではなく ありのままを好きになる。そんな素敵なことが言える湊を 尊敬します。
嬉し涙を流しながら 最高の親友にお礼を言った宇多が、本当の恋をして 次に誰かと付き合う時は、
もっと 良いお付き合いができるでしょうし、自分の感情と うまく向き合っていけるでしょうね。
さて 宇多が恋をする相手は、一体 誰になるのかな…??? と、
恋愛面で物語は どうなっていくのか、ということも やっぱり気になりますが、
今回のラストシーンを見て 改めて、この作品の 最大の魅力は、
恋愛要素とは 別のところに沢山あるんだなぁ、と感じました
家族愛、そして 友情。新感覚 青春グラフィティから、ますます目が離せません!!