Cookie (クッキー) 3月号のHoney Bitter 57話の感想です
Honey Bitter act,57 小花 美穂 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
別窓で記事がでます
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 14巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
陽太と吏己が訪れての 珠里の反応、まさか「…だぁれ?」の一言だとは 予想外でした…。
それは 陽太も吏己も、ガックリしちゃいますよね……。
2人がスナックで話す姿からは、哀愁が漂ってました。
とはいえ、陽太と吏己が焦っても 仕方がないことですからね。
珠里が そのうち思い出してくれることを、信じて 待つしかありません。
「―――でも 珠里さんが無事戻って… 色々 元通りに落ち着いたとして―――
みのりさんが言うように 改めて話しても 俺は改めて フラれるだけだと思うんスよね…」
陽太は、珠里と吏己が ヨリを戻すことについて、もう心の整理は できている様子ですが、
しかし そう簡単に、一言で まとめられる関係でもないのでしょうし、状況でもないし…。
「「戻る」じゃなくて 改めて… 新たに… お互い ひ……」
吏己は 何て言おうとしていたのか、すごく気になります!!
たしかに、珠里と付き合っていた 陽太に言うことではないかもしれないけれど、
そこまで言ったのなら このさい言ってしまってほしいですよね。このさい たしかに。
でも、吏己は まだ、自分の気持ちを 固められていないみたいだから、
上手く言葉にできる自信が なかっただけなのかも、とも思いました。
「少し先の… 未来を具体的に 想定する習慣が 元から ついてないのかもしれない」
吏己が そういう人だと分かっていたからこそ、陽太は 吏己の考えを聞いておきたかったのですね。
だけど、時期尚早だったと 謝る陽太は、吏己も 今の状況で苦しんでいることを、察したのかな……。
「…俺は もう… 自分のことは さておき 珠里さんの望むようになったらいいな と…」
その言葉に 吏己も同意していたけれど、珠里の望み を誰よりも優先して考えてくれているのは、
きっと陽太なのだろうなぁ、という気がします。
お母さんと過ごせて とても嬉しそうな珠里を見て、みのりと 圭甫さんも、
何であれ とにかく珠里が楽になれることを願ってくれていたし、
今の珠里は すごく幸せ者なのかもしれない…なんて気がしてきちゃいました。
だって、みのりと 楽しそうにお話して、お母さんと お風呂に入って、珠里は 本当に幸せそうです。
そんな珠里を見ていると、珠里が 地元に戻ったこと、お母さんが 来てくれたこと、
みんなが 訪ねてきてくれたこと、純粋に よかったなぁって感じます。
以前に比べて、かなり良くなっていることは 間違いないですし。
意思疎通が しっかり出来るようになって、珠里の可愛さに 微笑ましくなっちゃう時もありました。
しかし そんな中、1人 珠里に嫌われちゃう吏己……。なんて不器用な男なのでしょう……。
いやいや 本当、とりあえず まず謝ろう! 謝る時は ごめんの顔しよう! って感じですね。
さすがに、猫にも嫌われて きらわれ三昧な吏己は、ちょっと かわいそうに思いましたが。
珠里に「オレ生きてるゼ」アピールをする、という使命がある上で 珠里と話していた吏己。
上手くできるか かなり不安に思ったのですけれど…、ちゃんとアピール できた気がします。
「珠里 待ってるからな」
短い言葉だけど、珠里の負担になってしまった感じもして 不安になるけれど、
珠里の目を見つめながら そう言ったことによって、間違いなく 珠里に変化をもたらしていましたね。
本当の記憶のことに触れると 頭が痛むのは、思い出すことを怖がっているからなのかなぁ……と思います。
力は 閉じられていて、お母さんが いてくれて、本当の子供の頃の記憶より よっぽど幸せだから―――
でも、「待ってる」と言った 吏己の言葉に、珠里は 必ず応えてれるはず。
残念ながら 珠里は何も思い出すことないまま、帰る日になってしまった 吏己たちだけれど、
陽太の言う通り、今の珠里が過ごしている時間は 決してムダな時間ではないはずですし、
みんなが会いに来たことも すごく意味があったはず!!
吏己の言葉で、珠里に どのような変化が、どこまでの変化があるのか とても気になります。
次回 58話が待ち遠しくて仕方ありません!!!!
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