別冊フレンド4月号の王子様には毒がある。28話の感想です
王子様には毒がある。 第二十八話 柚月純 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
別窓で記事がでます
・
・
・
ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 8巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
最新コミックス7巻と 本誌4月号が同時発売
24話、25話、26話、27話 と収録されている第7巻は、特装版に ドラマCDが付くそうですね!!
私は 電子書籍派なので、残念ながら 聞くことはできませんが、
「ドラマCD収録現場ルポ」を見て、吾妻先生の出番が多そうなことに 驚きました。
最近すっかりネタキャラ化の あの吾妻先生が、そんなに目立てるなんて……と。
さて、7巻の続き 28話…!! 達海の叫びから始まり、緊迫の展開が続きますね…!!
「オレの居場所を横どりして ねーちゃんを自分のものにしたかったからだ」
颯太のキャラは 演技だと、颯太は 手を回してアメリカに追い返そうとしたのだと、
一度に そこまで、全てを暴露したのは、やはり 熱で興奮していたせいもあるのでしょう。
普段の達海だったら もう少し、いきなり颯太のことを悪く言ったら りずがどう思うか、
落ち着いて考えながら 話してくれていただろうな…… と思いました。
大きな声を出して 倒れてしまったくらいですし、たしかに 達海は、ちょっと混乱していた と感じます。
だけど、話していた内容は 全部、本当のことで―――
りずが信じられないのも 無理はありませんし、夜遅く1人 帰ってきた颯太が、どんな気持ちだったか、
知る由もなくて『…明日 ちゃんと あやまろう』と 先延ばしにしてしまったことも、
仕方なかったとは思うけれど、しかし 失敗だったのでしょうね…。
帰宅した りずママが、思わず「ひっっ」と 悲鳴を上げてしまうような惨状。
ケーキを作ろうとしただけで、どうなったら そんなに荒れ果てるのですか?
でも、颯太のために ケーキを作っている時の、りずの表情は 可愛すぎます
出来上がりは……、まぁ 当然アレでしたが……。
手作りケーキを持って、颯太の家を訪ねた りずは、颯太の 一瞬の暗い顔を見逃さなかったのに、
けれど また、すぐ颯太の演技に 騙されてしまった。特に 気にしなかった。
りずの 小さな『失敗』の積み重ねが、少しずつ颯太を 悪い方向に向かわせてしまっている気がして、
なんだか ちょっと怖いような、ハラハラした気持ちになりますね。
とはいえ、いつも通りの りずと颯太の、賑やかな やり取りには、いつも通り たくさん笑いましたけど!
床に落としたような、ブン回してから カベにぶつけたような、
グッチャグチャの 原型をとどめてないケーキですが、
りずが 颯太のために作ってきてくれたこと、颯太は とっても嬉しそう
しかし、全力の演技で「おいし~」を発して りずを満足させなくちゃいけないところには、
颯太も 苦労するなぁ…、って思います。
さすがの演技力だけど、どう足掻いても 食感がゴム なのですね。
昨日のことを、りずが しっかり謝ったら、颯太は ふんわりとした笑顔を見せてくれていて、
だいぶ 心の落ち着きを取り戻せたのかな? とも思わせてくれていましたが……、
りずの言葉で また、動揺させちゃったのでしょうね。
「達海が 変なこと言うから ちょっと心配しちゃった」「颯太が かわいいのは全部演技だとか
ほんとは天然ドジっ子じゃなくて 計算 腹黒男だとか 小悪魔じゃなくて もはやサタンだとか」
いやいや、そうですよ サタンだとかは言っていませんよ。達海くん そこまで言ってませんよ。
颯太は、いつもの『可愛い颯太くん』のフリで てへっ と誤魔化してましたが、
やっぱり すごく気になったから、「昨日 達海と なんかあったの?」と聞いたのだと思いますし、
すると今度は りずが「何もないよっ」なんて誤魔化して、2人の間に 嘘や隠し事が増えていくような…。
ちなみに うさぎの耳が長いのは、音を集める役目と 体温調節のためなんだって~!!
りずの盛大なドジのせいで シャワーを浴びてる颯太が、りずを引っ張って びしょびしょにさせたのは、
どう考えても わざとですよね。りずが帰るのを 引き止めたかったのですよね。
颯太のことを まだ「天真らんまんすぎるやろ…」と思っている、りずの鈍感さは 相変わらずだけど、
ちゃんと『…でも 今日の颯太 いつもより…』ってドキドキしてくれていたので、安心しました。
颯太の部屋で 昔の写真を見つけたことによって、達海の言葉は 真実なのではないか、と、
りずは 不安になったのでしょうね……。そんなはずはない、と思い 確かめたかったのでしょうね。
『3人で遊んだ記憶はあるのに 颯太と達海が 仲よく写ってる写真は見たことない…』
「ねぇ 颯太っ 達海が元気になったらさ 3人で どっか行かない?」
達海の気持ちを知っているはずの りずから、このように言われて 颯太が不満に思う気持ち、
よく分かる気がしました。そうですよ…、2人はライバル関係なのですよ…。
もちろん りずが、颯太と達海に 仲良くしてほしいと思う気持ちだって、すごく理解できます。
しかし だからこそ、颯太が 達海をアメリカに送り返そうとしたことも、本当の話だと分かった時、
りずは とてもショックだったろうし、そこまで追い詰めさせてしまった 颯太に対して、
ものすごく 申し訳なく感じただろうな……なんて想像しました。
「りずちゃんが そう望んだからじゃん りずちゃん言ったよね 達海が帰ってこなければよかったって
オレは りずのためなら なんだってしてきたんだ 達海を演じてきたのも りずの望む自分でいたのも
オレが今まで やってきたことは全部 りずを誰にも渡したくなかったからだ
なのに 今ごろ帰ってきて かっさらわれるなんて そんなのねーだろ!!」
颯太の心の悲鳴は、りずのことを『信じていない』と言っているようなものですね…。
「ごめんね 颯太 颯太は どうしてほしい…?」
「オレは オレは りずちゃんの全部が欲しい 心も 体も りずちゃんの全部」
りずは、『颯太のことが好き』という気持ちを 颯太に信じてもらうため、
心も 体も、全部をあげる、って応えるのでしょうか…? 約束するのでしょうか…?
それで 本当に、颯太は りずの気持ちを、何も疑わず 信じるようになってくれるのでしょうか……?
ついに自分の“毒”を明かした颯太が りずを押し倒す、そんな緊張のシーンで終わり、
5月号の次回 29話が、とっっっても気になります…!!!!
総合電子書籍ストア BookLive! はこちら↓ ブラウザ試し読みあり