Cheese!(チーズ)12月号の 神男子のいいなずけ 1話の感想です
神男子のいいなずけ 1話 川上 ちひろ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
大学生になったばかりの 余花は、美人で 少し気が強い 女の子。
新生活スタートに 失敗してしまい…、なかなか 友達ができずにいます。
ずっと1人だったら どうしよう――― と不安になった 余花は、とある神社へ向かいました。
2か月前、受験の帰りに 偶然 見つけ、立ち寄った その神社。二度目の参拝です。
『新生活早く なじめますように 気の合う友達が できますように』
手を合わせ お願いした余花が、ゆっくり 目を開けると、目の前には 和装の美青年の姿…!!
「神に対して実に くだらん願いだ
…が 再び俺の元へ やって来たのは 褒めてやる この2か月 待ちわびたぞ 余花」
「…… はっ?」
「まさか 忘れたのか? あの雪の日のことを」
受験帰りの 雪の日、余花は 一度目の参拝で、試験が無事に終わったことへの 感謝を述べ、
もし受かって こっちに住むことになったら また来ます、と 伝えていました。
その余花の姿を、神様は 白蛇の姿で、こっそり 見ていたのです。
「来たからには もう一生逃がさん 俺の愛しい花嫁」
いきなり現れ とんでもないことを言い出す 怖い男に、逆らわず 適当に受け流そうとした 余花。
ところが、男は 余花のことを 絶対に手に入れるつもりらしく―――?
「我が名は 鏡蛇(かがち) 夫のことは ちゃんと名前で呼べ」
「……夫だったら 妻の悩みを くだらないの一言で 片付けるのは どうかと思うんだけど!?」
鏡蛇は、余花の悩みを 詳しく聞いてくれたけれど、「…… ほぉ」としか 言いません。
そして そのまま 雨の降る中、帰って行く余花を 見送ります。
「また来てもいいぞ 他の人間なら お断りだが おまえは許してやる」
「……はぁ」 『二度と来るか』 『…まあ 今日のところは 吐き出せて 多少スッキリしたけど』
「…――― 余花 その傘は 命の次に大事にしろ」
「えっ?」
余花が 振り返った時には もう、鏡蛇の姿は ありませんでした。
後日 大学の授業中、鏡蛇の「命の次に大事にしろ」という言葉が 妙に引っ掛かっていた 余花は、
バッグから 傘を取り出します。おばあちゃんの形見の 折りたたみ傘、元々 大事に持ち歩いていた物です。
その傘を 手に持ち、余花は 心の中で『鏡蛇』『鏡蛇』と 呼んでみました。
すると、突然 また目の前に、鏡蛇が 現れたのです!!
『他の人には 見えてない 声も聴こえてないんだ でも確かに…いるし
幻覚じゃなく 本当に 本物の神様だったの……!?』
本物の、子孫繁栄の神様 鏡蛇。ちょっぴり強引だし 変態ストーカーだけど、
余花に対する 本気の愛情が しっかり伝わってきて、キュンキュンしました
神様に見初められた 余花は、もう『ごく普通の大学生活』は 望めないでしょうね。
でも きっと、平穏な日々よりも もっと素敵な幸せを 手に入れるんだろうなぁ
今後の展開が とっても楽しみです!!!! 早くも 第2話が待ち遠しいですー!!!!