ビタープリンス2巻の感想です
ビタープリンス 2巻 中河 友里 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
庵人を好きになったことに気づき、今まで どんな風に接してきたか、分からなくなっている 葉南。
すぐ 奏汰は、葉南の気持ちの変化に 気がつきました。
葉南の恋を 奏汰は応援してくれる―――と思いきや、
自分のヒーローである 兄と葉南は、「つり合わない」などと 散々なことを言うのです……。
悔しいと感じるけれど 何も言い返せない葉南は、何とか庵人と つり合うようになるため、
バイトに 勉強に、一生懸命 頑張り始めます!!
「だめな自分と戦うって決めたの 庵人さんの 隣に並びたいから!」
そんな葉南のことを、奏汰も 見直してくれた様子……?
庵人に 勉強を教えてもらったり、励ましてもらったりして、葉南は 追試で良い点が取れました。
しかし、目標の満点ではなかった と、奏汰の前で 涙を流す葉南…。
「仕事出来ないくせに 自信家で 単純で ホレっぽくて 思い込み激しくて 諦め悪い
努力しても実らなくて それでも いつも全力投球で そんな人 今まで周りにいなかったから
目が離せなくて」
そう話した 奏汰は、葉南を 抱きしめます。でも 葉南は、庵人が好きなことを 改めて伝えるのです。
すると奏汰は 『んべ』と舌を出して、「俺になびかないか 試した」なんて言うけれど、本当は……!?
庵人のことを 本気で好きだと、奏汰に認めてもらえて 喜ぶ葉南。
その後、お店のお客さんが 減っていることを聞くと、庵人に頼られたことが嬉しくなり、
葉南は たくさんのアイデアを出そうとして、必死に知恵を絞ります。
自分1人で 頑張ろうとする葉南に、奏汰は「じゃあ まずは人の助けを受け入れないと だめだよ」と、
優しく 言ってくれました。そうして、みんなの力を借りて出来たアイデアを 庵人に伝えるのです。
1人では庵人の役に立てないことを 辛そうに笑う葉南を見つめ、庵人は 尋ねます。
「なんで… なんでそんな頑張ってくれんの?」
「だって 喜んでほしい人がいるから」
急速に 2人の距離は近づいているように感じ、客足も 少しずつ戻ってきて、
すべて順調に進んでいる… と思えた矢先、葉南と奏汰の関係を 庵人が誤解してしまい―――
ほんの少しの かけ違いで、すれ違ってしまった 葉南と庵人。
葉南の涙が とても切なくて、でも 葉南の涙に気づいて隠してくれた奏汰の優しさは、とても温かいです。
奏汰は、葉南のことが好きな気持ちと、葉南と兄の恋を応援したい気持ちに挟まれ、辛かっただろうなぁ…、
なんて想像しますが、最終話で 葉南の背中を押してくれて、晴れやかな笑顔を見せてくれたところ、
すっごくカッコよくて すっごく素敵な男の子だと思いました!!
そして ラストの、葉南と庵人が ついに両思いになったシーンは、もうキュンキュンしまくりです
余裕がなさそうな庵人に ときめきました…
私は 中河友里先生が描く、伏し目がちな目の時のマツゲが キュンポイントです。
読み切り作品も、巻末の「その後 奏汰くん」も、面白くて 大満足の最終巻でした!!
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