ベツコミ6月号のコールドゲーム5話の感想です
コールドゲーム 第5話 和泉 かねよし 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 2巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
ついに E国の王の顔を見ることができたスミレ。たしかに、アーサーに似ていますね。
緊張と恐ろしさで 動揺していたカミラですが、王の麗しさに 目を奪われた…?
「言葉が分からない」を通すのみだったし、とりあえず 何事もなく終わって安心しました。
しかし、スミレに話しかけた 教会の人間の男。前回で 彼の不気味さは理解しているからこそ、
今回の 変なテンションが、また怖いですよね。
最初は、ただの雑談で スミレに寄ってきたけれど、最後は スミレの正体を見抜いているかのような、
あの人を見下すような 冷たい目……。それでも 全く引かなかったスミレが、本当に凄いと思います!!
また、下位に落ちても なお、高いプライドと 笑顔を捨てないアンも、さすがだな…なんて感じました。
宮殿内で 丸腰のスミレを襲った男は、誰かに雇われた ということですよね。
やはり、アンの仕業なのでしょうか? それとも 別の誰か…?
スミレを捕らえ、監禁し、殺すのではなく 辱めを与えようとでも!?
手を縛られた状態で 複数の男に囲まれたスミレが、無事でいられるのか 心配でたまりません。
鍵を握るのは、スミレがいなくなったことに いち早く気づいてくれていた、エドでしたね。
スミレを返すつもりはないが 預かっている―――と脅すための、ヒューズ家への 投げ文。
家の名誉を守ろうとする父 グレンと、真っ直ぐに向き合い「どうでもいい」と 言い切ったエドが、
とても とてもカッコいいと思います!!!!
「旦那様 あなたとアデールのことは 大事だ
けど 王妃争いなんてヒマな貴族の どうでもいい遊戯にしか見えねぇ」
「俺にとって どうでもよくないってのは 明日のメシの心配をせずにすむことだ
助けたい人を 助けられる力があるかってことだ」
「家の名誉とか 栄華とか そんな食えも触れもしねぇものに 価値なんてねぇよ」
エドの気持ちを、グレンが 全く理解を示してくれなかったことは、悲しいです。
だけど、それでも折れないエドが 本当にカッコよくて……!!
アデールへ向ける、エドの 優しい「兄」としての顔に、思わず うっとりしてしまいました
「スミレって やたらしっかりしてるけど たしか15だろ アデール おまえと かわんないよな
おまえが もし外国で さらわれたら 兄ちゃん 何をしてでも助けるし 周りにも 助けてもらいたい
国がーとか 立場がーとか そんなの どうだっていい」
そんなエドの妹である アデールも、やっぱり カッコいいところがあるのですよね。
エドの行動を“騎士道”だと評価し、エドに「誰よりも貴族」だと言い、
スミレを救い出すことに 賛成してくれたアデール。
改めて、エドとアデールは 素敵な兄妹だなぁ、と思いました!
一刻も早くスミレを助け出すため 王様に訴えているエドは、以前 会った男、アーサーこそが、
本物の王陛下だと 分かっていたから、謁見の申請をせずとも たぶん会える、と言っていたのですね。
アーサーと よく似た金髪金眼、従兄弟のケイは 代役の王様。
その重大な事実を アンは知っていて、ケイに対して 特別な感情がありそうでしたが…?
そもそも、なぜ ケイは代役をすることになったのでしょう?
「この国は おかしい おまえの言うとおりだ エドワード そのために 俺は帰ってきた
守りたい女がいるのか? 助けたい女がいるのか? じゃあ俺の下で闘え猟犬 狩りを はじめるぞ」
アーサーの真意とは 何なのか、スミレは 無事なのか、8月号6話が 気になり過ぎます!!!!