ベツコミ3月号のコールドゲーム 9話の感想です
コールドゲーム 第9話 和泉 かねよし 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください。
別窓で記事がでます
・
・
・
ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
「俺が おまえの王だ」と いきなり言われても、アルナは「……は?」です。
エドワードが、アーサーは E国王であることを説明するも、エドワードも よく分かっていないため、
何とも 適当で短すぎる説明…。本当の王なのか、疑う アルナ。その用心深さを アーサは褒めます。
『まずい まずいぞ…… 本物か!?
もし私の正体を知られたとしたら… いや もう勘づいているのか?』
陛下が 自ら助けに来てくれたのは、すでに 正体を知られているからなのか。
動揺する アルナですが、アーサーは アルナのことを、毛並みのいい「犬」扱いして、
信頼できる 忠実な手駒にするため、鍛える気でした……。
それから、アルナは アーサーが見ている前で、エドワードに相手をしてもらい 体術の訓練をすることに。
剣がなくては 男の力には敵わない。しかし、「アルナ様」の護衛のためには、
短剣や体術 接近戦の間合いを身につける必要があるのです。
しかし、以前 誘拐騒ぎが起きたというのに、外に出て 訓練ばかりのアルナへ、
臆病なカミラは「もっと私を大事にしてください」と 不満を訴えるようになっていました。
訓練を重ねるも、なかなか上達しないアルナに対し アーサーは嫌味ばかり…。
腹を立てる アルナですが、野心と理想を語る アーサーの姿に、目を奪われます。
「実はな 俺の意志で結婚を申し出たのは おまえの主 アルナ そして カザリンだけだ」
「力だ 俺に力をくれる女が欲しい」
「俺がやる 俺が やってやる この国をマトモにする
赤の竜や 魔法使いが出てくる 胸躍る物語でなくても
これは 王の戦いだ 俺に戦うことを教えてくれた人がいた」
アーサーが求めているのは、目の前の欲に 飛びつかない女。この国に野心のない B国王女アルナには、
どうしても 生き残ってほしいのです。そのために、護衛を鍛えているのです。
不安と不満で 耐えきれなくなったカミラは、アルナに「この国を今すぐ出ましょう」と持ちかけます。
もちろん、断る アルナ。カミラの心は 崩壊していき……。
カミラに怯えてしまう アルナですが、訓練を通して エドワードに教えられました。
「何にもできない」なんて 何もしたくないヤツの言い訳だ、と。
きちんとカミラを向き合おうと決めた アルマだったけれど、カミラは 姿を消していて―――!?
アーサーは どこまでも真っ直ぐな男なのですね! とても カッコいいです!
真っ直ぐすぎて アルナを怒らせてばかりなところも、アーサーらしさだなぁ と思います。
カミラが精神的に どんどん不安定になっていくことに、ハラハラして 読んでいましたが…、
ラストのコマは どう見ても……。スタンリーに力を貸してもらっていた、アンの仕業…でしょうか。
残酷な現実をつきつけられた アルナは、果たして どうなってしまうのか、一体 どうするのか、
次回の展開が 気になりますね。6月号 10話が、早くも 待ち遠しくて仕方ありません!!