グッド・ちょっと・パーフェクト4巻の感想です
グッド・ちょっと・パーフェクト 4巻 石井 まゆみ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください。
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ネタバレ大丈夫ですか?
三角から「妹になる予定は ありません」と宣言され、不機嫌オーラ全開の 九堂さん。
酔っていたけれど、しっかり記憶に残っているのです。
ブルックリンが 社食についての噂を耳にして、話し合いを持ちかけます。
放置して 先延ばしにしていた社食の件に、手をつけ始めることになりました。
社内的にも 社外的にも、マイナスになるようなら 早急に何か策を講じなければ、
分かっていて それを見逃していたら、社への 背信行為とされてしまう。
九堂さんは いつも、自分の進退を賭けながら仕事をしていた と、三角は知るのです。
『庶務課が なくなったのは ただ単に ムダだと切り捨てられた訳じゃなく
日本支社の何かを守るために 引き換えに無くされたものだった
それは 一般社員の私などには わからない 熟考された上での判断だったんだ―――』
三角のお母さんから 三角に連絡が来ます。2人は会って、九堂家族の話をしました。
再会してからの 現在の状況を話す三角と、過去の経緯を話す お母さん。
お別れの時に 幼い九堂さんが言っていた言葉は、「むかえにいくから」「まってろ」だと分かったのです。
おじいちゃんの家に 置いていかれたことは、母を責める気は ないけれど、
九堂家で過ごした日々を、空想や夢だと思わせたことについては 恨んでいる三角。
でも、忘れた方が あなたのためにもいいと思った、と お母さんが謝ると、すぐに赦します。
社食の件は ブルックリンに一任することになっていましたが、
三角は「やっぱり その仕事に かかわらせて下さい!」と 頭を下げました。
庶務課の解散の時のような、何もできなかった苦しい思いは したくないのです。
九堂さんに「一ヶ月のうちに 判断したい」と告げられ、三角は 社食リニューアルの仕事にかかりきりに。
お料理メインのSNSやインスタをやっている バイトさんに頼み、レシピについては 順調に進みます。
しかし 問題は、改装について。どれだけの費用が必要なのか 頭を悩ます三角です…。
料理長には、九堂さんから 話をしました。
三角は 渋る店舗開発部に、一般開放を視野に入れたリニューアルだと 説得します。
既に 本社にも話が通っていると伝えたところ、屋上の温室を使うことを 提案してもらうのです―――
幼い頃の あのお別れの時と、似たようなシチュエーションになったことを キッカケに、
昔のことを思い出し始めた 九堂さん。あの別れのシーンは 九堂さんにとって、
ものすごくショックで 悔しい出来事だったのでしょうね……。
唯人のヒントのおかげで ついに九堂さんも、三角が「妹」だと気がつき、
最終回で 三角と九堂さんが、アパートの場所に行くシーンは 何だかジーンとしました。
無事に 社食のリニューアルを終え、グッド ちょっと パーフェクトの3人が揃い、
そして、なぜ昔 九堂さんは、三角と唯人をいじめていたのか 明かされた最終巻。
九堂さんは きっと、本当に 全部を思い出すし、三角たちのところへ 絶対に帰って来るのでしょうね。
その日を想像すると 何だかワクワクしちゃう結末でした!!