蜜味ブラッド2巻の感想です 
蜜味ブラッド 2巻 蜜樹 みこ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください。
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ついに キスをして、契約を交わした ひなたと潤夜。
潤夜の体は ひなたの血だけを求めることになります。
「この 血を求める忌まわしい身で 永遠に独り さまよい続ける運命だと諦めていた
愛しい者だからこそ その血を奪ってはならぬと…
ひなたのことも 想うだけに留めるべきだと わかっていたのに
すまぬ… 今 幸せだとおもうワシを許してくれ…」
ひなたも 幸せを感じ、恋人同士という関係になれた2人。
しかし、吸血鬼事件は収まらず 不安は続くのです。
花塚は ひなたと潤夜の関係を良く思っていません。
万が一、潤夜が 吸血鬼だとバレたら大変なことになることを、ひなたに 忠告しました。
潤夜のことが好きで、何度も告白したけれど 断られていた花塚。
「でもセンセイは あなたを受け入れたのね
昔の恋人の代わりなのか あなた自身を想っての決断なのかは わからないけれど
忘れないで センセイは“普通”の恋人同士になんて なれないってこと
陽の当たる未来なんて 望まないでちょうだい」
花塚の言葉を聞いていた 潤夜は、ひなたに 気にしなくていい、と言ってくれます。
昔の恋は 今も忘れられないけれど、もう ひなたしか愛せないことを、潤夜は 伝えてくれました。
もう1人の吸血鬼、刹那が ひなたに近づきます。
後ろ姿しか見えなかった潤夜は ひなたが貰った名刺を頼りに、刹那の顔を確認しようとしました。
しかし それは罠で、その隙に再度 ひなたに近づく刹那。
「僕はね 君と潤夜が恋仲になる この時を ずっと待ってたんです 復讐のために
130年前――― 潤夜は僕から恋人を奪った だから今度は僕が 潤夜から君を奪う」
とても古い写真に映っていたのは、変わらない姿の 潤夜と刹那、そして ひなたと同じ顔の女の子。
潤夜にも 刹那にも血を提供していた、その女の子 美景は、ひなたの先祖だと明かされます。
美景の面影を求めて 潤夜は近づいた、ひなたを愛している訳ではない、ひなたは美景の代わりである、と、
刹那は、ひなたに そう思い込ませるのです。
潤夜が助けに来てくれたものの、ひなたは 潤夜のことを信じられなくなってしまいました。
ショックで潤夜を避けるようになってしまう ひなたですが、
潤夜は 自分の血しか飲めないことを思い出し、会いに行きます。
すると そこには、血を飲んでいなかったことによって 錯乱状態になっている潤夜が―――
何とか落ち着いた潤夜と 花塚の会話を、耳にした ひなた。
潤夜の 心からの気持ちを知ることができました。
「けれど …似ているどころか 正反対の女だった…
吸血鬼との未来など 捨ててしまえば楽なのに そうするように仕向けたのに
「信じて」と まっすぐ ぶつかってくる 聞き分けのない 馬鹿な女……
……そんな女が 愛しくて仕方がない」
絵が美しく 潤夜のカッコよさにドキドキしました！！
とても続きが気になる 完結巻で、本当のラストを ぜひ読んでみたいです。
だけど、謎を残しつつも 最終回の最後のシーンは、想像力を 掻き立てられて、素敵だなぁ と思いました。
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