プチコミック8月号の 黒子に恋は、いりません。最終話の感想です
黒子に恋は、いりません。 千秋楽 わたなべ 志穂 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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単行本派の方、まだ発売されていない 4巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
里子は 豪先生への気持ちを精算し、葵の黒子になる、と決めます。
葵に、そう宣言した あの日から半年後、葵は アメリカ留学に行きました。
すると3年間 毎月、葵に 日本の食料品やお土産(?)を送り続け、彼のアシストに徹している 里子。
そんな 里子に対し、妻と娘と幸せに暮らしている 豪先生が言います。
「黒子も悪くなりけどさ~~~ それ以外も いけると思うんだよね~~~ 元・教師の直感っての?」
意味深なセリフを残して 帰って行った、相変わらず元気な 豪先生です。
そして 相変わらず、里子は 黒子として、生徒たちの恋愛を 影から眺めて楽しんでいました。
しかし、『黒子サイコー!!』な日々は 突然、終わりを告げます。
「―――あ 沢村先生」「お久しぶりです 臨時教師として お世話になる 成宮 葵です
これから よろしくお願い致します☆」
なんと、飛び級×2でアメリカの大学を卒業した 21歳の葵が、母校に帰ってきました。
何も聞いていなかったため、葵のサプライズに 驚き、戸惑う 里子。
すぐに 里子と葵は、2人きりの屋上で 話をします。
「先生ともう一度 学校生活がしたかった」
「だってオレ 高3で向こう行っちゃって… あと1年一緒に学校で過ごせるはずだったのに
だから 教師になって戻ってきた」「オレ達 もう一回つき合お 先生」
「…オレ別れてからも あっち行ってからも 先生のこと 忘れられなかった
大人になったら もう一回告白するって 決めてた だから――――――…」
しかし、里子は「駄目」と答えたのです。教師同士で付き合うのは 大変だから、と……。
「…私は もう恋の舞台には上がらないの
…新巻先生とのことで 二度と恋の舞台に上がらないって決めたのに
もう一度 上げてくれたのは 成宮 葵
それで十分 幸せだったから 3年前 別れる時 納得して決めたの 成宮 葵の黒子やるって
私達の恋は もう過去のこと ね 成宮先生」
ところが その後も、葵は 諦めません。ことあるごとに 里子に近づき、「好き」アピール。
それでも、里子は 葵の気持ちに応えるつもりは、全く なかったけれど―――
里子が顧問を務める 演劇部が、夏の大会の前に 全生徒へ舞台を披露することになりました。
舞台女優となった、卒業生の神名木さんも 特別に出演してくれます。
でも 実は、神名木さんは 葵に協力し、あることを 企んでいたのです。それは―――
まだワガママな21歳コンビ!! 派手なサプライズを 仕組んでましたね!!
全生徒の前で公開告白をしちゃう 葵の大胆さとカッコよさに、キュンキュンです~
そして、実は 起業していることを明かし、「教師は副業」なんて言えてしまう 小憎たらしさ、
とても葵らしい気がして、不思議と 微笑ましい気持ちになりました。
何もかも葵に やられっぱなし…では終わらなかった、里子がヒロインの 恋の舞台が、
いつまでも ずーっと続くことを、祈らずにはいられません。
また、豪先生も すごく幸せそうで、本当に よかったです…!
これまで たくさんハラハラしましたが、最後は まさに、大団円!! 素敵な結末でしたね