マロニエ王国の七人の騎士2巻の感想です
マロニエ王国の七人の騎士 2巻 岩本 ナオ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください。
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エリー(エレオノーラ)を捜して、森の中を進む “眠くない”。
いつもと違う 娘らしい格好をしたエリーを見つけ、驚いた表情です。
“眠くない”が「似合ってる すごく」と言うと、今度はエリーが びっくり。
「君は 最近そうやって 急に機嫌が悪くなるんだ 僕が悪いのなら
いつもみたいに はっきり言ってくれればいいのに
これからもし 嫌になっても ずっと一緒にいるんだし」
エリーは「嫌」という言葉に 怒ります。「帰ったら 国に帰ったら 答える」
「僕も帰ったら君と ゆっくり話がしたい」
“眠くない”を「夜の長い国」に留まらせたい、青い花の“精霊”たち。
邪魔なエリーを1人で この地から立ち去らせるため、暗示をかけようとしますが 失敗。
さらに、兵士を操って エリーを捕らえようとする“精霊”たちの計画は、“眠くない”によって 阻まれました。
「夜の長い国」にとって、“眠くない”は 信仰対象の「夜」であり、“精霊”たちは 無茶をしてでも、
“眠くない”を引き留めることで、厄災から この国を守ろうとしていたのです。
そうなるよう、“精霊”たちを誘導した “若い男”がいます。
「僕が 「ヴァルプルガの住む世界」に「夜」を連れていけば
この国だけは厄災から守ってやるって言ったんだよ」
女王様や 王配様には、“眠くない”を留まらせる気は ありません。
寒い国の服を着た“若い男”は 「夜」を探すため、炎と氷と水を操り 城に攻撃を仕掛けてきました。
立ち向かう“眠くない”は、エリーに 伝言を残します。
「城のみんなは 城代が無理やり君を 僕に押しつけたって言うけど」
「僕が押しつけられたのは」「城代の仕事と 領地のほうなんだよ」
“眠くない”のもとへ 走るエリー。しかし、“若い男”は “眠くない”がいた建物を壊してしまうのです。
「だって 「夜」は人間じゃないから こんなことで死んだりしないだろ」
エリーは怒り、“若い男”に 接近戦を仕掛けました。
そして、接近戦が 彼の弱点であることを見抜いたエリーは、隊長さんに 取り引きを持ちかけます。
「俺があいつを追い払ったら
隊長さんが話せる範囲でいいから 俺達が知らされてない 今回の外交の詳細を」
エリーは “若い男”の前に立ち塞がり、「俺に勝ったら 眠くないと持っていっていいぜ」と言うのです―――
突如「夜の長い国」に 強大な敵が現れ、一気にハラハラ感が増した 第2巻。
“眠くない”は 無事なのか、エリーは “若い男”に勝てるのか、そして “眠くない”とエリーは、
2人でマロニエ王国に帰って ゆっくり話ができるのか…、続きが とても気になります…!
また、“眠くない”とエリーの2人が しっかり互いを想い合っているのだと分かる展開に、
キュンとするシーンも多くて とても楽しめました。次の3巻が 今から待ち遠しいです!!