御手洗家、炎上する 23話 | 5巻ネタバレにご注意ください

2019年5月27日

Kiss(キス)7月号の御手洗家、炎上する 23話の感想です

御手洗家、炎上する　第23話　藤沢もやし先生　著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！

　別窓で記事がでます

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ネタバレ大丈夫ですか？

単行本派の方、まだ発売されていない 5巻の内容を書いていますので、ご注意ください。

4ヶ月前の、市原さんに杏子が見つかってしまった、あの日に話は遡ります。

仮眠室に入ってきた市原さんはまず、部屋には盗聴器が仕掛けられていることを教えてくれました。

さらには、院長室にも同じ盗聴器が、治の外出用のスーツには薄型盗聴器が仕掛けてある、と聞き、

驚愕する杏子の父、治…。仕掛けたのはもちろん真希子です。

定期的に録音データを回収するよう市原さんに命じていました。

「…とりあえず今の会話データは私が回収して無音のものに替えておきますね」「それより先生

先ほどの会話　すべて聞かせていただきました」「皐月さんがわざと家に火をつけた…？

　そんなこと　あの人がするわけないでしょう…！！」

市原さんはこの病院で働き始めた頃、皐月に大変お世話になっていたらしいのです。

失敗して落ちこむ度に励ましてくれた恩人だと、今も皐月への感謝を忘れずにいてくれています。

「―――杏子さん差しつかえなければ　私にも防犯カメラの動画を見せていただけないでしょうか？」

動画を見た市原さんは、「これは皐月さんではありません」と言い切りました。

そして、当時のこの時間、私は皐月さんと一緒にいたと証言してくれたのです。

「当時は毎日後悔と次席の念で押しつぶされそうでした…

…私があの日皐月さんを病院に呼んだせいで…と

その後不審者の情報が出て　祈るような気持ちで続報を待っていましたが

なぜか急に捜査が打ち切られてしまって…」「―――先生

　先生は皐月さんがなぜオフ会にこだわっていたかご存じですか？」

あの頃の皐月は、オフ会に出るようになって少しずつ、自分の意志を伝えられるようになっていました。

だからオフ会に参加し続け、自分を変えることで夫と戦おうとしていたのです。

「これまでずっと夫に従ってきたんだけど　やっぱり　それじゃいけないなって思って

…私ずっと夫のこと頼れる人だって思ってたの　周りの人みんなに優しいし

独身時代日本に馴染めなくてふさぎこんでた私にも根気よく付き合ってくれて…

…けど　そうじゃなかった　お義父さんが亡くなって急遽夫が病院を継いだ直後

まだ若い夫のことを患者さんたちはなかなか信用してくれなくて　あっという間に悪評がひろまったの

それ以来夫は周りの評判を気にしてすぐに上辺だけ取り繕うようになっちゃって…

正直そんな夫に腹を立てたし　出ていこうと思った日もあったけど　 …でもね

でもそういう弱い人だからこそ　弱い私のことこれまで見放さずにいてくれたのよね…

今までずっとあの人の後ろについてきた　でもあの人が弱ってる今はそれじゃダメなのよ

この家で生きていくために　今度は私自身が強くなるって決めたの」

市原さんの口から当時の皐月さんの心境が明かされ、初めて知った治は―――

13年前、皐月さんは治を支えようとしてくれていたのに、あのような仕打ちを受ける事になるなんて……。

悲しすぎますが、でも努力していた皐月さんのことを、市原さんが覚えてくれていて本当に嬉しいですね。

市原さんという強力な味方のおかげで、そして『友達作りの天才』柚子のおかげで、

真希子のマネージャーとなった杏子が真希子の行動を把握している間に、反撃の糸口を掴めるはず…！！

期待が高まる展開でこの後どうなっていくのか、とっても気になります！！！！