ベツコミ5月号の桜井芽衣の作り方11話の感想です
桜井芽衣の作り方 change.11 フクシマ ハルカ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
龍虎を助けてくれた 芽衣。頭から 大量の血……、重傷です……。
早く病院に連れて行かなくては と、必死な龍虎の表情に 胸が痛くなってしまいました。
「オレの体は どーなってもいいから… 芽衣だけは 助けてくれ―――」
そうですよね、今の芽衣の体は 龍虎の体。だけど、今 龍虎にとって、そんなことは関係ないのですね…。
幸い、車にぶつかった衝撃は さほどなくて、命に別状はないとのことで ホッとしました。
検査のため 入院、となってしまったのは 仕方ありませんものね。
龍虎のご両親は 明日にならないと、来ることが できないみたいみたいだから、
だから代わりに、小池先生が いろいろな対応をしてくれたのだと思いますが、
小池先生は 怪我をした「中村君」の事と同じくらい、「桜井さん」の事も 心配なのではないでしょうか。
ものすごく責任を感じている と……、後ろ姿からでも はっきりと分かるくらいですもの……。
でも こんな時だからこそ、龍虎は 小池先生の「先生ヅラ」にイラついてしまうのかな。
「……ったら 教えてくれよ」「好きって なんだよ……」
好きで好きで仕方ない女の子を 守れなかった男の子の、とても切ない質問。
そんな「桜井さん」に対して 小池先生は、「先生ヅラ」をやめて答えてくれたのだなぁ と思いました。
「覚えてますか? 僕と 桜井さんが はじめて会った頃のこと…」
「小学校の時 からかわれたのが原因で 自信をなくしていた桜井さんに
僕は メガネをあげることにしました」
「それから 2年後 この高校の合格発表で 桜井さんに再会した時
君は 顔をあげて 話しかけてくれました」
「僕の 一言が 桜井さんの勇気になったって聞いて すごく うれしかった すごく うれしくて
今度は もっと 笑わせてあげたい… ―――そう 思ったんですよね」
小池先生も 正解かは分からないけれど、相手の為に 自分が、どれだけしてあげられるか。
それが 小池先生にとっての「好き」であって、芽衣への感情は 教師としてのものじゃありませんね。
もう一度 芽衣を笑わせたい、と思ったことがあるのは 龍虎も同じだからこそ、
小池先生の『ほぼ告白』は 本気だと、よく分かったのだと思います。
龍虎は、小池先生の言葉を 芽衣が聞いていなかったか、不安になってしまったのですね。
芽衣は まだ目覚めていなくて、安心してしまったのですね…。
そんな自分を『マジで クソだ……』と責めてしまう龍虎。
「あいつ マジで お前のこと好きなんじゃん」
小池先生は ちゃんと、本物の 桜井芽衣のことを好きになっていた。
その事実が、龍虎の心を 苦しめてしまいますね。
『てゆか オレ なんなの?』「ジャマ者?」
眠る芽衣に キスをしたのは、まさか 別れのキスのつもりでしょうか……!?
『オレなんか 消えればいい――――――…』
龍虎は、これから一体 どうするのでしょうか。どうなってしまうのでしょうか。
6月号の次回 12話が、気になり過ぎます!!!!