別冊フレンド1月号の 高嶺の蘭さん 29話の感想です
高嶺の蘭さん Episode 29 餡蜜 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください！
花き市場で「晃くんになんて 会いたくなかった」と言って 走り去ってしまった、市ヶ谷くん…。
追いかけようとする 蘭を、晃が 止めます。
「…時間置いて 話すわ」
「で でも…」
悲しそうな顔をしている 晃に、蘭は 何も言えなくなり、結局 そのまま、文化祭 当日になりました。
園芸部は ハーバリウム教室を開くため、その準備で大忙しの 蘭。
時間になっても 市ヶ谷くんは、来てくれません……。
仕方がないので、蘭1人で 参加者の対応をします。
蘭が テキパキと働いてくれてるおかげで、何とかなっては いるのですが…。
参加者として やって来て、市ヶ谷くんと連絡さえつかないことを 蘭から聞いた 晃は―――
市ヶ谷くんは 校舎裏の花壇の前で、「晃くんになんて 会いたくなかった」と言ってしまったことを後悔し 落ち込んでいます。
そして、イライラを抑えきれなくなってしまい 花を傷つけようとする市ヶ谷くんを、止めてくれたのは 晃でした。
「ったく せっかく手入れした花壇 自分で荒らすなよ」
「…誰も 見てないし こんな校舎裏の花壇なんて がんばって育てたって 気にも留めないんだ… …初めて 手伝った花を見つけたときだって」
市ヶ谷くんは 幼い頃から、自分の家で 育てた花を、自分が手伝って 育った花を、友人たちは 何とも思ってくれないことに、虚しさを覚えていたのです。
「…なんか なんのために育ててんだって感じだよ」
そんな市ヶ谷くんの気持ちに共感した 晃は、「……そっかー」と答えて ぼんやりとした表情。
でも すぐに「―――っし いじけんの終了！」と言い、市ヶ谷くんを 引っぱっていきます。
ハーバリウム体験が開催されている教室へ、市ヶ谷くんを連れて 戻ってきた晃。
すると、蘭や 参加者の女の子たちは、2人が入ってきたことに気づかないくらい お花に夢中になっていました。
「…オレたち 見つけてほしかったんだよな 誰にも 気づいてもらえなかった 自分を おまえが思ってるより ずっと大きい存在だと思うよ」
市ヶ谷くんが来ていることに気づいた 蘭が、慌てて 市ヶ谷くんのところへ駆けつけます。
そして、「しっ 心配したでしょうっ」と訴える 蘭の迫力に、驚いて 思わず謝る 市ヶ谷くん。
「早く 手伝ってください」
「…しょーがないなぁ」
いつもの様子に戻った 市ヶ谷くんを、晃は とても穏やかな表情で 見ていました。
そんな 晃も ついに、友人たちの前で 堂々と「オレん家 花屋だから」と言えるようになり―――
晃くんと 蘭さんと、そして お花を愛でてくれる みんなのおかげで、市ヶ谷くんの心にあった 虚しさは、一気に 吹き飛んでくれたみたいですね！！
そして、自分の家はお花屋さんだということを 隠さなくなった晃くんも、なんだか スッキリした顔をしているなぁ、と感じました。
市ヶ谷くんが登場してから ハラハラしっぱなしだったからこそ、今回の 和やかなシーン、とっても ほっこりします
さらに この後は、蘭さんと晃くん 2人っきりの後夜祭で、めいっぱい キュンキュンさせてくれる予感！？
次回、2月号の第30話が 楽しみで仕方ありません！！！！ 待ち遠しいですー！！！！
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