帝都初恋心中3巻の感想です
帝都初恋心中 3巻 蜜樹 みこ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
別窓で記事がでます
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ネタバレ大丈夫ですか?
「帝都初恋心中」最新刊は、この巻を通して “帝都の吸血鬼事件”を追う展開で、
前巻とは だいぶ印象の違った内容になっているな、と感じました。
ハラハラドキドキが いっぱいです……!!
花織が本格的に 環の仕事を手伝い始めていますし、王に認められる妻になりたい っていう、
本筋の方も 展開が見られました。花織が たくさん頑張っています!!!!
新キャラの美少年…も 魅力的なキャラなので必見ですね
“帝都の吸血鬼事件”の犯人として 目星を付けている綾小路夫人。四十代とは思えぬ 美しい容姿の皐月さん。
彼女の家に、住み込みで働く 書生のうちの1人が、美園伯爵家を恨む あの美少年、霧江 綴。
お茶会に潜入する花織は、書生から 何か手がかりを掴もうとして、
霧江に近づいていたところから すでにハラハラしてました!!
最初は、環を憎む 悪役キャラだと思っていたので……。
美園家へ転がり込もうとしたり、花織にキスをしたり、素人ではない動きをしたり、
まさか 彼も“帝都の吸血鬼事件”に関わっている!? …と思わせる展開だったけれど、
実は 霧江の正体が、帝都一の権力を持つ英雄、帝都特等警察だと判明して びっくりです!!!!
しかも、環より 年上だったとは……!! 実際 おいくつなのでしょう???
環を憎む彼には 彼の正義があり、「問題児」と言われていても 決して悪い人ではありませんでした。
花織のことを 本気で好きになってしまった霧江に、キュンとしちゃうシーンも 多かったです
霧江も“事件を解決する”という 同じ目的を持つ者だと判明し、花織の提言で 美園家と帝特が協力する事に。
環と 霧江にとっては、本来であれば 受け入れがたい話だったと思いますが、
花織の提言だから 受け入れてくれたのだろうなぁ、なんて考えると 嬉しくなりました。
バルトにも協力してもらい 見事、皐月さんを 引っかけることが出来たものの、
一転 花織と環が大ピンチ!!!! となった時は、すっごく不安になったけれど、
環を守ろうとする 花織、花織を守ろうとする 環、2人の想いの強さに ときめいちゃいます
ただ、犯人の皐月さんが すごく怖い人の反面、すごく かわいそうな人でもあり、
何だか 悲しさと切なさが残る、そんな事件でしたね…。
“帝都の吸血鬼事件”の犯人は捕まり、環の意外な 可愛い一面も見ることができて、
そして 花織が、自分から明るい未来を目指し始めてくれた 第3巻のラスト。
ラブラブな花織と環で終わり 嬉しいのですが、しかし……、
事件解決に 花織の提言が役立ったこと、王は認めてくれない様子なので 不安になっちゃいます。
次の4巻では どのような展開になっていくのか、とても気になって 待ち遠しい!!
あと、巻末の おまけまんがの、霧江の不憫な感じが すごく好きなので、
4巻でも霧江が たくさん登場して、活躍してくれたらいいなぁ なんて期待です
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