ベツコミ10月号の 柚木さんちの四兄弟。14話の感想です
柚木さんちの四兄弟。 第14話 藤沢 志月 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 5巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
いつもより早めに 帰路につくことができたため、ご機嫌で歩いていた 隼。
ところが 何と、家の前で 行き倒れている、謎の美形男性を 発見…!!!!
「おなかが… すいた……」
隼は 不審がりながらも、彼を家に上げて おかゆを食べさせてあげました。
「僕は 理久といいます 助けてくれて ありがとう」
生き別れた妻子を捜して この街に来たけれど、お金が 底をついてしまった、
やっとの思いで 子供を見つけて、追いかけて来たけど 見失ってしまった、と 理久さんは言います。
そんな ファンタジーみたいなこと、とても信じられなかった 隼ですが……、
理久さんの話は 嘘ではなく、「子供」とは 宇多のことだったのです!!
しかし、咲さんとは 離婚しています。当然 咲さんが、彼を 歓迎するはずもなく―――
「養ってくれる 金持ちの女達の所へ とっとと帰りなさいよ」
「もう… そんな人 いないよ 僕 おじさんになっちゃったから… モテなくなっちゃったんだ
やっぱり僕には 君達しかいないんだ また家族みんなで 仲良く暮らそうよ」
寝言ぬかすな! と怒って 帰ろうとする咲さんに、隼が「理久さん どーするんですかっっ」と聞くと…
「そのへんに 捨てといて!」
「えぇ~~~っっ」
まさか本当に 捨てるわけにもいかず、隼は 理久さんを、家に置いてあげることにしました……。
タダで美味しいご飯を食べて お風呂に入って、柚木家で のんびり過ごす、理久さん。
困惑しながらも 隼の性格上、何だかんだ お世話せずにはいられないのです。
『はぁあ… 俺…本当に この先ずっと 理久さんと暮らすことになるのかしら…』
しかし、理久さんと商店街を歩いていた時に 隼は、彼が今も すごくモテることを知りました。
『養ってくれる 女の人 いくらでも いそうなのに 一体どういうことなんだ―――?…』
ある日 湊は、摘んできたお花を 仏壇にお供えして、手を合わせながら 理久さんに言います。
「…おじちゃん 戻りたいって思っても もう戻れないものも あるんだよ
…ここに来たばっかの頃 おばちゃん 泣いてたんだぞ」
すると後日 理久さんは、宇多と和歌くんに お別れの挨拶をして、柚木家を 出て行きました。
別れ際 理久さんに、日持ちする物を詰めて 手渡す、隼。
理久さんは 単に家族のことが恋しくて、住所も分からないのに やってきたのではないか…?
そう思った 隼は、「宇多ちゃん達に会いたくなったら またいつでも来てください!」と 声をかけます。
『笑顔だけで 何も答えず 去っていく 理久さんの背中は とても寂しそうで
なんだか もうきっと 会えないような気がした』
ところが 後日、いつもの商店街の 坂田屋食堂にて、住み込みで働いている 理久さんを発見!!!!
隼の日常に、しばらく平穏は 訪れそうにありません――――――
宇多のお父さんが 登場するとは、びっくりしましたね!! しかも すっごく美形……!!
笑顔が優しくて キラキラしていて、隼が つい、理久さんの お世話をしてしまう気持ち、分かります。
でも、急に現れた元旦那に 自分勝手なことを言われ、怒る咲さんの気持ちも よく分かりました。
理久さんが 同じ街に住むようになって、巻き込まれ続ける隼が ちょーっと不憫ですけど、
二度と会えなくなったわけではない 理久さんと、咲さんと 宇多と和歌くんが、
誰も傷つかないでいられる、ちょうどいい距離感を掴めるようになったら いいなぁ…、と思います。
次回は どのような展開になっていのか、気になって仕方ありません! 15話を 早く読みたいです!