ベツコミ11月号の柚木さんちの四兄弟。3話の感想です 
柚木さんちの四兄弟。 第3話 藤沢 志月 先生 著
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連載 第3回目！ 今回の主役は、柚木家の末っ子 しっかり者の小学1年生、岳くんでしたね！
お向かいに住む 和歌くんと仲良しで、学校が終わると 和歌くんのお家へ行くのが、岳の日課。
そこで 和歌くんのおじいさんに面倒を見てもらっているんだなぁ、というのが 最初の印象でした。
でも 違うのですね。岳と おじいさんは、とっても気の合う 仲の良い友達 
一番の親友
お互いにとって、一緒にいて 心から楽しいと思える、そんな素敵な友情を 築いているとは。
面倒を見てもらっている って表現は、今となっては もう合っていないのでしょう。
すごく 年は離れているけれど、2人の関係を 表す言葉は、
やっぱり「友達」「親友」が ピッタリなのだと思います。
ご年配の虎次郎さんが、まだ幼稚園生だった 岳に対しても、しっかり向き合ってくれたからこそ、
柚木家と 霧島家の交流は、ここまで深いものになったのだろうなぁ と感じました。
岳が 大人びているとはいえ、子ども扱いしないで 子どもと向き合うのって、
なかなか出来ることではありませんよね。本当に すごいと思います。
ちょっぴり口下手で 不器用な虎次郎さんの、温かい 優しさ。ジーンとしちゃいました。
「……ずっと…… 声をかけようと思っていた 君たちのご両親が亡くなってから
何か 力になれることは ないかと―――」
「―――今は 昔と違って 近所と言えど 交流がない
ご両親の生前 君の家とも あいさつくらいの つきあいであったし
俺のような年寄りが 出しゃばって 声をかけても よいものかと… ためらっていた」
少し 切なくなってしまう言葉だったので、虎次郎さんが機会を見て 岳に話しかけられたこと、
そして、虎次郎さんの優しさが 岳に伝わってくれたことが、尚更 よかったなぁと感じます。
虎次郎さんと 友達になれていなかったら、岳は ずっと1人で悩みを抱えていたかもしれませんし…。
さらには 隼人も、誰にも甘えられず 1人で無理ばかり重ねていたでしょうね。
柚木家にとって 虎次郎さんとの交流が始まったことは、とても とても幸運な出来事。
また、当時 和歌くん達は遠くに住んでいて、きっと 寂しかっただろう虎次郎さんにとっても、
お向かいの柚木家の子ども達と 交流できたこと、本当に 嬉しく思ってくれたのだろうなぁ。
1話 湊、2話 尊、3話 岳、と それぞれが主役の流れになっていますが、
どのお話も 隼の存在は、やっぱり 大きいですよね。
次回 いよいよ、その隼が 主役の展開でしょうか！？ 
一体どのような お話になるのか、とっても気になります！！ 楽しみです！！
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