Cookie (クッキー) 3月号の日に流れて橋に行く11話の感想です
日に流れて橋に行く 第十一候 日高 ショーコ 先生 著
ネタバレありの感想です! ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
お店の みんなで、新聞 全紙を買って、全部 読みました。しかし どこも三つ星の記事を書いていません…。
唯一 新聞連載の小説が、番傘について触れていますが……、『それは日越呉服店のものだろうか…』と。
作者に対し、不満を言いまくる みんな。だけど 店の雰囲気は、開橋式の前より ずっと良くなっていました。
時子のことも、少しずつ 認め始めてくれたようです。
今まで「女」としか言わなかった 岩田さんが、初めて「卯ノ原」と呼んでくれて、ご機嫌な 時子。
しかし そんな時子に、つるさんは 浮かれている場合じゃない、と言います。
「この小説家と お知り合いなんでしょう? 今すぐに 訂正していただかないと!!」
例の小説を書いたのは、白井 辰助。つるさんも すごく怒っているのです…。
白井さんは、「日越」ではなく「三つ星」と しっかり書きました。
しかし、読者に分かりやすくするために…… という理由で、勝手に変えられてしまったのです。
「…面白い女の子がいたんだ 彼女のことを考えながら書いたのに ヒドイよ」
新聞小説の華は 耐える女。儚げな女を みんな読みたいのだと、諭されてしまう 白井さんだけど、
納得できず、「そんなの… 僕は読みたくないよ」と つぶやくのでした…。
虎三郎の「売立」事業は 見事に当たったようです。開橋式の余韻で 客も入っている。
でも、人の興味は長続きしないことを 分かっている虎三郎と鷹頭。一刻も早く 次の手を、と考えています。
「そうだなー まずは…… 流行作家の「白石辰春」さんには 今回と同じことを してもらうかな?
その時の舞台は 橋ではなく―――」
後日 虎三郎は、老舗呉服店「三つ星」の次男、虎次のもとを訪ねます―――
日に流れて橋に行く 第十二候
次男の虎次に、長男 在虎の居所を知っているか、聞きに来た 虎三郎。
しかし、虎次も 在虎の行方は 分からない様子。さらに 虎三郎に対し、冷たい言葉を 投げつけます…。
「…………三郎 お前 本当に なにも わかっていないんだな」
「兄さんには 全てが重荷だったんだよ 三つ星の暖簾も 牛島の期待も―――
そして 何より お前の存在がな!!」
「あの時 兄さんは 虎次(おれ)ではなく――― 三郎 お前を手放せば よかったんだ」
落ち込んでしまう 虎三郎ですが、兄を見つけることを 諦めないし、仕事も休みません。
山積みの在庫は 売り切り、次は 仕入れ。そちらは 五百雀に任せます。
そして 五百雀から、内部の改装を進めましょう、と 提案が。
「在虎さんが計画していた 新店舗に反対していたのは あまりにも金がかかり 現実的ではないからです
けれど今ならば 捻出できます!!
虎三郎さん あなたが思い描いていた “新しい三つ星”の姿を―――
私たちに 見せてください!!」
虎次の言葉に ひどくショックを受けていた虎三郎ですが、五百雀のおかげで いつもの顔に戻りましたね!
なぜ あれほど、虎次は 弟の虎三郎のことを嫌っているのか、在虎は見つかるのか、不安は あるけれど、
きっと虎三郎は どんな不安にも負けず、三つ星再興を やり遂げるのだろうなぁ、と思います。
それから、時子が 白井さんのことを、どんどん意識していってるのが 可愛らしいですね。
2人の関係は どうなるのか、ということも 気になります!!