BE-LOVE(ビーラブ)3月号の おちたらおわり 9話の感想です
おちたらおわり 第9話 すえのぶ けいこ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
親子遠足で 孔美子と一緒の班になってしまい、気が重い 明日海……。
今日1日 なんとか乗り切らなくては…と、気合いを入れたけれど―――
『なにやってんだろう わたし』
『杏とのはじめての遠足なのに おなか壊して ひとりでお弁当食べて』
『こんなことになるんなら 朋代さんと同じ委員に なっておけばよかった』
『仲良くなれてるつもりだったけど その他大勢のひとりでしか なかったんだな』
『…いいな 朋代さんは 人当たりもよくて コミュ力もあって』
『わたしと違って きっとなんでも器用にできちゃうんだろうな……』
……
広報委員として 写真係を任された 明日海は、園児たち みんなの写真を撮らなくてはいけません。
『先生もいるし 大丈夫だよね』
明日海が 杏から目を離している隙に、孔美子が 動きを見せます。
杏に近づき 言いくるめ、誰もいない場所へ 連れていってしまったのです。
「杏ちゃん ここに来たことは 2人だけの秘密ね」
「ふたりだけの ひみちゅ…?」
「おまもり 大切にしてね」
「うん ひみちゅ…!」
「…本当に かわいいわね…… やわらかい ほっぺ 長い まつげ 明日海ちゃんに そっくり いじわるしたくなっちゃうわ」
杏が いなくなったことに気づき、明日海は 必死で探し回ります。
園児たちには バスで待機してもらい、大人みんなで 杏を探すけれど、なかなか見つかりません……。
明日海の目に 涙が浮かんだ その時、「大丈夫よ」という声がしました。孔美子の声です。
その言葉通り、孔美子は 木の上にいた杏を見つけ、自分の服が汚れることも厭わず 助けに向かい、杏を 見事 救出してみせます。
明日海は 杏を助けてくれた 孔美子に対し、しっかり頭を下げて「ありがとうございました…!」と伝えました。
しかし、孔美子の『ニイッ』という 不気味な笑顔で、真実に 気がつきます―――
「だめじゃない ちゃんと見てないと 宝物なんでしょう? 壊れちゃうわよ」
「…あなたが杏を連れ出したの…? あんな危険な場所に 置き去りにするなんて」
「ここで会ったのは偶然だってあなたは言ったけど 偶然じゃないとしたら どう思う?」
『わたしと孔美子は 友達だった』
『些細なことで 仲がこじれてしまったけれど つないだ手が あたたかくて やっぱり孔美子ちゃんだけは わたしを助けてくれるんだって』
『そう思ってた』
「明日海ちゃんだけ 幸せになんか してあげない」
孔美子の恐ろしい表情が… 内面が、ボロボロと出てくるように なってきてますね…。
なぜ 孔美子は、それほどまでに 明日海に執着するのでしょうか?
杏にまで 危害を及ぼすなんて、怖すぎです……。異常すぎです……!!
孔美子は 明日海に対し、一体 どんな歪んだ感情を抱いているのか、なぜ そうなってしまったのか、とても気になります。
次回、4月号の第10話を 早く読みたいです!!!!