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姉プチデジタル3月号の 海神の花嫁 7話の感想です

海神の花嫁 第7回 小純 月子 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

凪に 見捨てられた、嫌われて 拒絶された。凪は もう島を捨てた―――

ずっと そう思っていた朝和ですが、それら全て 誤解だと知りました。

朝和は、凪への想いを止められなくなり キスをしようとします。

でも 凪に「嫌っ」と言われ、思い留まりました。

「もう…  過去には戻れないんだよ  私と朝和との関係は  『巫女』が決まった あの日に 終わったの  朝和  お互い 過去に縛られるのは終わりにしよう」

凪は一度 ぎゅ…と唇を噛み締めて、朝和に 島を守ってくれたことへの感謝を伝えると、すぐに その場から立ち去ろうとします。

止めようとしたけど 止まってくれない凪の後ろ姿を 真っ直ぐに見つめ、朝和は 叫びました。

「逃げるな 凪  本当にこれで終わりにしたいのか? 全部 忘れるつもりか!?  俺には できない  昔も今も 凪 おまえが  俺の生きる理由なんだ」

その言葉を聞いて、表情を変える 凪……。しかし、朝和の方を振り返ることなく 走り出します。

「凪  俺はもう逃げない いつか必ず迎えに行く」

『これが どんなに ひどい事か わかっている だけど』

『おまえが傍にいてくれるなら 地獄に落ちてもいい』

『―――今さら 知りたくなかった』

『今さら  こんなに胸が苦しいほどの嬉しさなんか』

『息が できない』

『喜びと 嬉しさと  罪悪感で』

   ……

高良の家では、稔と 義母・奈津乃が、2人だけで 話をしていました。

凪と朝和のことで 不安と心配を抱えている 稔に、奈津乃は寄り添い 優しい言葉をかけてくれます。

「ごめんなさい 今 辛いのは あなたなのに  あなたの気持ちが わかるのは 私だけ」

「え… でも お義母さまは 結婚前から恋人がいるって…」

「いいえ 別よ  現当主である 私の夫には 大学で出会った 島外出身の恋人がいたの  「巫女」に選ばれた時 それを知って… 嫁ぐことを拒んだけど 高良家には逆らえなかった」

『え…』

「私の家族が島から追放されると思えば 離婚も無理 夫は結婚後も 恋人と手を切らず  周りは逆に 至らない嫁だと私を責めて 心ない噂を流した  朝和を宿しても あの人が私を見てくれることは なかった―――…  高良にとって 女は道具  子を成すためだけの道具よ」

涙を流して そう話し、「あなたには こんな思いを して欲しくなかったのに」と言って 稔を抱きしめる 奈津乃。

すると、奈津乃の話を信じた 稔は、凪と朝和への 憎しみの気持ちを一層 強くしてしまうのです。

「私… どうしたら」

「稔さん  戦うのよ  朝和と子供を作ってはダメ  無理やり嫁がされた私達は  子供作れば 永遠に ただの奴隷よ  心まで売り渡しては 絶対ダメ―――…」

しかし 稔に言ったことは すべて、まだ幼い朝幸を当主にしたい奈津乃の ホラ話で――――――!?

稔は『凪と朝和さんに裏切られ 利用されてる』と思っているけど、稔のことを利用しようとしてる 一番ひどい人は、奈津乃ですよね……。

朝和を当主にさせたくない なんていう自分勝手な都合で、「子供ができれば」という考えを 打ち砕くために、稔に子供ができるのを 阻止しようとしてる 奈津乃は、とても怖い人だと感じました…。

稔の 憎しみの気持ちは 一体どこまで暴走してしまうのか、朝和の『凪さえ 傍にいてくれるなら』という想いを 凪は受け入れるのか、そして 真栄島の未来は どうなるのか、続きが気になりますね。

8話を 早く読みたいです!! 待ち遠しいです!!

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