Cheese!(チーズ)10月号の 黒崎秘書に褒められたい 2話の感想です
黒崎秘書に褒められたい 第2話 宮坂 香帆 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
もしかして私は また酔い潰れて… 黒崎さんと やっちゃったのか―――!?
焦る 樹里に対し、含みを持たせた笑顔で「さぁ どうかな?」なんて答えた 黒崎さん。
でも、樹里が「ど…どうかなって… そんな…言い方…」と 本気で困った様子で、真っ赤な顔で言うと、一瞬 驚いた顔を見せた後、いつもの表情に戻り……
そう言って 黒崎さんは、部屋を出て行きました。
……
『うちの秘書課は 優秀な人材のヘッドハンティング集団で』
『対社外の印象に関わるからと 外見も良く 身のこなしもスマート』
『黒崎さんなんて 会長や重要な取引先の情報が 全て頭に入ってるって 噂されてるくらいの人で』
『万年コピー取りだった私とは雲泥の差』
『そんな人たちばかりの中 私は…』
会長に「ジュリー 息抜きも仕事のひとつだよ」と言われ、気持ちを切り替え これも仕事だと 集中したいのに、二日酔いの頭が痛み つい黒崎さんのことを考えてしまう 樹里。
『今朝別れてから まだ見掛けてないけど 良かったかも』
『あのすぐ後で どんな顔して会えばいいか わかんないし…』
『せめて今日からは 黒崎さんに迷惑かけないようにしないと…』
黒崎さんと会うと 樹里は 思わず目を逸らしてしまうけど、黒崎さんは いつもと同じ 普通の態度。
この日も 超有能な仕事ぶりです。
黒崎さんと自分を比べてしまう 樹里でしたが、落ち込んでばかりではなく、『とにかく今は自分に出来ることをしないと…』と 気合いを入れ、指導役の黒崎さんから しっかりと秘書の仕事を学びます。
そんな樹里の頑張りを認めて とっても優しい気遣いと笑顔を見せつつ、無理はしなくていい と、樹里を たしなめる 黒崎さん。
どうして樹里が 無理ばかりしてしまうのか、その理由も ちゃんと分かってくれていました。
「やだな… なんですか また 急に…」
「……………」
すると 突然、黒崎さんは 樹里を抱き寄せ、「こんなことでもか?」と言います。
「昔から 君が一生懸命なのは わかってる だからこそキャパを超えて無茶するな」
「酒だって上手い飲み方を覚えろ そのくらいは教えてやれる」
「言ったろう? フォローするって」
「どうしても飲みたいときは 僕が居るときにすること」
「最後まで付き合うから」
……
『…なんで?』
『また からかってる? これも 指導のうちですか?』
『むしろ あなたがキケンな気が… とってもキケンな気が…』
「………………」
「僕 彼女いないけど?」