Cookie (クッキー) 9月号の 僕の家においで Wedding 21話の感想です
僕の家においで Wedding 第21話 優木 なち 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
ある日 マンションの下の庭で、ダンボールに入っている 可愛い子犬を見つけた、美玲。
捨てられてしまったのかもしれない そのワンコが、心配で心配で 放っておけません。
すると、美玲から相談を受けた 真野さんが、「この子… うちに お迎えしてみる?」と言ってくれます。
「うちのマンション 小型犬ならペット可だし」
「美玲ちゃんが お世話できそうならだけど……」
元気に鳴く 子犬のワンちゃんは、会ったばかりの美玲に もう懐いている様子。
もちろん 真野さんは、快くOKしてくれました。
生後4か月のポメラニアンの「テンちゃん」を 新たな家族として迎え入れた、美玲と真野さんの 新しい生活。
2人は テンちゃんのことを、自分たちの赤ちゃんのように思い 大切に育てることにします。
しかし、美玲が あまりにもテンちゃんのことばかり構って 可愛がるので、真野さんは次第に 不満を感じるようになってしまうのです…。
でも 子犬を優先に考えるのは 当然だと、ずっと我慢して 我慢して、不満を隠していたけれど―――
前から約束して 楽しみにしていた、ホワイトデーのお祝いが 思い通りにいかず、真野さんの不満は 一気に爆発……!!
「もう…… 耐えらんない……っ」
「いっつも… 俺よりも ワンコ優先で… そんなに… 俺より大切なんだったら…」
「もう テンちゃんと結婚すれば!!?」
怒った真野さんは 家を出て行ってしまいました…。
……
必死で真野さんを探す 美玲。すると、テンちゃんを拾った場所で 真野さんを見つけます。
真野さんは 地面に座り込み、完全に いじけていました。
「………ねぇ 拾って…?」
「俺のことも 拾って テンちゃんみたいに 可愛がってよ…」
「ワンコにまで嫉妬して ごめん……」「でも…」
「行ってきますのチューも 寝る時も テンちゃんが来てからは 全部テンちゃんばっかりで…」
「美玲ちゃんの愛は 全部 俺だけのものだったのに…」
美玲は、思い切り甘えてくる真野さんが 可愛くて堪らなくて、もう寂しい思いなんて させない、と誓います。
すっかり 2人きりの世界。あっという間に無事 仲直りした、美玲と真野さんでした……
その後、実はテンちゃんは 捨て犬ではなく、迷い犬だったことが 判明します。
テンちゃんが 飼い主さんのところへ戻れて よかった――― とは思うものの、寂しくて 涙が出てしまう美玲を、真野さんは 慰めてくれました。
そうして また、美玲と真野さんの生活は 2人きりの、幸せいっぱいの 甘い時間へと戻ったのです!!