別冊マーガレット9月号の ふつうな僕らの 5話の感想です
ふつうな僕らの 第5話 湯木 のじん 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 2巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
椿に 絆創膏を渡してくれた、柴崎くん。2人は 流れで一緒に帰ることになり、駅へ向かいます。
泣いているところを見られてしまったので 恥ずかしい気持ちでいる椿は、
明るく振る舞って 柴崎くんと会話をしようとするけれど、逆効果…。
「何かあったの とか 聞くの面倒だから 話したかったら 勝手に話して」
そう言ってくれた 柴崎くんに、椿は 一颯先輩と日高先輩のことについて、話しました。
椿の悩みを しっかり聞いてくれて、知らないことは「知らないけど」と はっきり答えつつ、
落ち込んでいる椿が 元気を出せるよう、励ましてくれる 柴崎くんです。
「…ちゃんと知ろうと しなかったから? ひとりで浮かれてただけだから?
…日高先輩みたいには 何もできないから だめなのかな」
「……あの人に 日高奈央に お前じゃ 一颯のこと救えないって言われたって 言ってたけど
一颯は救ってほしいなんて 多分 思ってないよ
お前だって 一颯のこと 救ってあげようなんて 思ってないだろ ただ好きなだけで
そこが お前の良いところだと思うよ」
柴崎くんのおかげで、椿に いつもの笑顔が戻り、また 前向きな気持ちになれました。
『合わないって言われたけど だからって そんなすぐ諦められないし
先輩のこと もっと ちゃんと知ろうって 決めたんだもん』
しかし、テスト期間に入って 部活がなくなると、椿は 一颯先輩と、全然 会えなくなってしまいます。
避けられているのか、昼休みに図書室へ行っても 一颯先輩はいません……。
そんな中、通うことにした塾で 日高先輩と会ったので、「あの この間 偉そうなこと言って
すみませんでした」と謝ったけれど、椿の言葉に 何も答えなかった日高先輩。
その後の ある日、空き教室にいる一颯先輩を たまたま見つけた椿ですが、その時 一颯先輩は、
頭が良い日高先輩に 勉強を教えてもらっているらしく、親しげに話していたので 声をかけられず…。
『別れても あんなに仲良いものなのかな… 友達って言ってたけど ふたりでいるとこ見るの きついな…』
椿と柴崎くんが 同じ電車で帰っていると、事故のため 運転が止まってしまいました。
すると、柴崎くんが「うち 来る?」と 椿に言ってくれます。
テストに向け 勉強を頑張っている椿は、柴崎くんの家で 勉強を始めたのですが……、寝てしまいました。
そして、柴崎くんの家に 用があった一颯先輩が、寝ている椿を 見つけます。
外に出た 一颯先輩と柴崎くん。一颯先輩は “めずらしいね 桜介が女子に優しくするの” と言いました。
「別に普通だけど」
“女子 家にあげたことないだろ”
「……」「一颯の方が あいつにちょっと冷たいよな」
“…合わないんだよ 一緒にいると つかれる”
「明るくて 元気で 正しいこと言うから? ごめん あいつに聞いた
あいつ たまに体育見学したり 病院行くって 学校休んだりしてるよ
薬とか 飲み続けないといけないらしいし
言わないけど 色々あるんじゃん 皆 そんなの 一颯が一番 知ってるだろ
…合うとか 合わないなの? 好きか 嫌いか じゃない?
好きじゃないなら 付き合えないって はっきり言ってあげればいいのに
なんで逃げるの? 向き合おうともしないで 逃げるなよ」
椿が カバンを持って、こちらを見ながら 立っていたことに気づいた、一颯先輩。
柴崎くんにお礼を告げて 逃げるように帰っていった椿を、追いかけます。
“桜介と 付き合ってるの?”
「付き合ってないですよ!! なんか相談とかは してたけど なんで…… そんな
……私は 先輩のこと好きって ずっと言ってるのに 何も変わってない
合わないって言われても あきらめられないし 何もできないけど
ただ 先輩のことが 好き」
『こわいけど 知りたい 先輩が どう思ってるか ちゃんと教えてほしい』
椿の話を聞いてくれて、少し不器用ながらも 元気づけてくれる柴崎くんは、すごく優しいですよね。
もともと 優しい子なのだと思いますが、椿にだけ特別 優しいのは、椿のことを 特別に想っているから…?
一颯先輩に、もう一度 想いを伝えた椿の一途さには、読んでいて ジーンと感動しちゃいました……!!
どうか、椿の想いが 一颯先輩に届いてほしい、恋が実ってほしいです。
果たして 一颯先輩は、椿の告白に なんて答えるのか、続きが とっても気になりますね!
次回 第6話を、早く読みたくて 仕方ありません!!!!