今、恋をしています 9話 | 3巻ネタバレにご注意ください

2020年8月14日

別冊マーガレット9月号の今、恋をしています 9話の感想です

今、恋をしています　ep.9　八田鮎子先生　著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！

夏休みが終わって新学期が始まり、もうすぐ文化祭です！

柳生くんと２人で回れることを、とても楽しみにしているさとみ。それはきっと、柳生くんも―――

運悪く文化祭実行委員に選ばれてしまったけれど、ニイモが一緒にやってくれることになったし、さとみはニヤニヤとウキウキが止まりません…！！

文化祭実行委員での集まりで、親切な先輩と出会いました。

２年生の辰川先輩。さとみは知らなかったものの、インテリイケメンと言われている有名な先輩です。

キッチリした見た目で柳生くんとは正反対のタイプの彼だけど、気遣いが上手なところと優しい笑顔が、ちょっとだけ柳生くんに似ています。

思っていた以上に実行委員の仕事が忙しく、文化祭の準備に追われてしまうさとみ……。

そんな中柳生くんから声をかけてくれて、お昼休みの空いた時間、少しだけ会って久々に話すことができました。

さとみと柳生くんは誰もいない屋上の前の階段で、存分にイチャイチャします…♡

―――ところが後日、辰川先輩にそのイチャイチャ現場を見られていたことを知って、さとみ大赤面！！

でも人当たりがいい辰川先輩は、しつこくからかってくるようなことはしません。

「１年の… 名前なに？」

「あ…はい水澤です…」

「水澤さんね　委員の仕事キツイだろ慣れたないと余計に」

「当日はもっとバタバタするだろうから　ややこしい事はオレか他の先輩に任せるといいよ」

「そしたら彼氏との時間もちょっとは取れるだろ？」

「ありがとうございます…　でも　そんな…」

「いいんだよ１年よりは要領よくできるし　こっちは彼女もいなくてヒマだからな(笑)」

最初に会ったとき失礼なことをしてしまったにも関わらず、そんなことまったく気にせずさとみと接してくれる、辰川先輩。

その優しさに、さとみはビックリしました。

だけど辰川先輩は、自分のことを「優しい」とは思っていないです。

「べつに優しくないよ　ヒマな人間がちょっと良い事して　自分も少し幸せになった気になってるだけだよ」

「普通のことだろ？」

何てことないように言う辰川先輩のその言葉を聞いて、また柳生くんのことを思い出すさとみ。

やっぱり、柳生くんと辰川先輩は内面が似ています。

「そうですね…　そういう人いますよね…」

「はは　なんでも彼氏に変換するんだな　それくらい頭の中いっぱいか？」

「えっ違いますっ」

「あ…いえ違わないですけど…」

真っ赤になってすごく恥ずかしそうに「すみません…」と謝りました。

するとそんなさとみを見て、辰川先輩は驚いた表情を見せます。でもすぐ笑顔に戻り……

「ははは　かわいいな」

「えっ」　「えぇ～…」

「どうした？オレのかわいいなんて全く響かないだろ？」

「え…いえビックリして…」

「いやぁ楽しそうでうらやましいなって」

その時、さとみと辰川先輩が親しげに話している様子を、たまたま目撃した柳生くん。

無言で２人に近づきさとみの手を引き、辰川先輩から引き離すようにさとみを連れて行きました！！ヤキモチです！！

一方、去っていくさとみと柳生くんの後ろ姿を、笑顔で見送る辰川先輩は――――――

「はは　かわいいなホント」