姉プチデジタル9月号の 海神の花嫁 4話の感想です
海神の花嫁 第4回 小純 月子 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 2巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
凪と朝和の事情に気づいた稔は 怒りにかられ、現在の生活に対し 不満ばかりが募っていきます。
「…年がら年中 神事神事 口を開けば 跡継ぎ・子供 『巫女』なんて 体のいい奴隷じゃない
朝和さんも 仕事ばっかり!!」 『疲れた…』
一方、会合を終えた後 朝和は、小父に「子供のことを ちゃんと考えなさい」と言われました。しかし―――
『未だに 稔に触れる事に 罪悪感がある それに 子供ができたら 本当にもう 逃げられない―――…』
『馬鹿か 俺は 高良家にも 稔にも 俺には責任がある 過去は振り返らないと 決めたんだ
凪への未練は 断ち切った
リゾート計画を中止にして 凪のために生きる事は 終わりにした
そう もう二度と 振り返らない」
稔は、朝和の前では いつも通りに振る舞います。むしろ これまで以上に、良妻を演じているのです。
書斎から 凪関連の本がなくなっていることに気づきましたが、朝和への怒りが 弱まることはありません。
『私は絶対 身を引いたりしない
ちゃんと良い妻を演じてあげる 凪への未練と 私への罪悪感で ずっと苦しめばいい
可哀相な 双子の妹 凪 あんたは ずっと ひとりで指をくわえて 私達を見ていればいいのよ』
凪と朝和の事情について 何も知らないフリを続ける、稔。
そんな姉の『凪が貸したタオルを 朝和は自分の意志で捨てた』という嘘を、凪は 信じてしまいます。
元気をなくしている 凪に、塩町さんが 声をかけ、「…何でも 話聞くぞ?」と言ってくれたけれど、
凪は 何も言いません。何を抱えて 苦しんでいるのか、塩町さんは 気にしてくれているのですが―――
『…すいません 塩町さん いつも心配かけてしまって
でも 誰にも言えない 言えるわけがない 大事な双子の姉 稔への こんなにひどい裏切りを
あの時 朝和を追いかけていれば 違う未来が あったんじゃないかなんて』
『あのキスは「島を捨てる」私に 失望して ただの嫌がらせでしたのかもしれない
朝和に聞くことは できなかった 必死に そう自分に言い聞かせるしか できなかった
だってもう 『巫女』は決まってしまってたのだから――――――…』
『高校から 島を出た 2人を見なくても済むのは 救いだった
勉強とバイトに追われ 忙しい日々 高校では できなかった友達も 大学では 仲間に恵まれた
目的があって 研究は楽しくて 尊敬する先輩もいて』
『だけど ひとりになると 後悔に押し潰される
こんなの 稔への裏切りだ 稔の幸せを 一番願ってるのに…』
『真栄島調査で 朝和と再会した時 近付きたくなかった だって 私は
私は 私は まだ朝和のことが――――――…』
凪に 嫌がらせをしたくて、朝和との 嘘のノロケ話を、電話で話す 稔。
しかし 凪は、嫌な気持ちには なりません。
朝和を追いかけなかったのも 諦めると決めたのも、全て 自分の選択だと、
きちんと 受け止めているので、凪は 心から、稔と朝和の幸せを 願いたいのです。
そんな凪の気持ちを知らず 稔は、もっと 凪と朝和を苦しめたい、と考えます。
すると ある日、朝和の弟 朝幸の、本当の父親は 義母の浮気相手だと知って、稔の心に ある考えが―――
『なんて究極の復讐 私も 同じことを してやろう
朝和には 血のつながらない子供を 凪には孤独を――――――…』
稔の復讐心は、もう とどまるところを知らないですね……。
妹と夫に 復讐するため、浮気をして 托卵を狙うなんて…!! 怖すぎます…!!
しかも、稔は 浮気相手に、凪が尊敬する 塩町さんを選ぼうとしている!?
だけど そうだとしたら、そんな簡単に塩町さんが 稔に乗せられるとは、とても 思えませんけど……。
次回、第5話が ものすごく気になりますね。待ち遠しいです!!!!