別冊フレンド9月号の王子様には毒がある。32話の感想です
王子様には毒がある。 第三十二話 柚月純 先生 著
ネタバレありの感想です! ご注意ください!
別窓で記事がでます
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 9巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
浅倉りず16歳 ヤンキー女子高生 不良グループのボスに片腕として認めてもらえた ヤンキーライフ
……って、作風 変わっちゃってるし!! 颯太の側にいたい という大事な目的、見失っちゃってるし!!
マキちゃんが怒ってくれて 助かりましたよ。りずの迷走を止めてくれるマキちゃん 本当に頼りになります。
しかし、ヤンキーりずより マキちゃんの方が、よっぽど 怖いですね…。
1週間ぶりの りずと颯太の会話は、まさに「ボスと舎弟」だったし 甘い雰囲気なんて皆無……!?
さらに いつの間にか、颯太は SNSで有名人になってるし…。身バレして 女子に追いかけられてるし…。
隠し撮りされて 拡散された、とは 迷惑な話だけど、たしかに 颯太のポテンシャルを考えたら、
注目されてしまうのは 仕方ない気がするし、ちょっとグレたくらいで 人気が落ちる訳ない、ですね。
りずが 迷走して「関東制覇」もくろんでる間に、颯太は 世の女子のハート制覇。
これは一刻も早く 仕切り直すしかない……!!!!
ヤンキー女子高生編、長引かずに終わってくれて よかったなぁ、と思いました。
不良になってしまった りずが、いつもの可愛い りずに戻ってくれて、
りずのお母さんも 達海も、ホッと一安心ですね。まったく、お母さんを心配させちゃ ダメじゃない。
でも 本当によかった! いつもの可愛い りず…というか、以前にも増して可愛い りず
お鼻の絆創膏とはサヨナラして 舎弟をやめたら、エプロンをつけて チョコレート作り
明日の バレンタインのための、チョコ作り!!
大きなハートのチョコを見つけて「オレの!?」と 嬉しそうな顔をする達海が、すごく可愛くて、
だけど それは颯太のチョコで……、達海の気持ちを考えると 切なくなっちゃいました。
「いい加減 あきらめなよ ねーちゃん フラれたんでしょ!?」
「そんなこと言わなくたって… 望みくらい もったって いいじゃんっ」
達海は、決して いじわるしてる訳でも、ジャマしてる訳でも ないと思います。
ただ りずのことが、心配で心配で 仕方ないのだと思います…。
疲れて眠ってしまっている りずに、そっと「…ねーちゃん いじらしすぎるよ」と 呟く達海も、
こちらから見れば 十分いじらしくて、泣けてきました。
特別な日 バレンタインデー、颯太にチョコを贈りたいのは りずだけではない……!
当然と言えば 当然だけど、颯太 モテモテですね。りずには、ライバルが いっぱいなのですね。
颯太は貰う気がなくて むしろ迷惑そうだけど、女の子たちも めげないなぁ。
きゃーきゃー と大騒ぎの中、りずが 颯太にチョコを渡すチャンス、このままでは 訪れないのでは!?
…なんて ヒヤヒヤしましたが、犬飼さんのおかげで チャンス到来!!
危うく りずも散らされるところだったけど、何はともあれ 犬飼のおかげ。
なのに、りずから「舎弟は やめました」なんて 爆弾発言を受けたり、
颯太に熱い視線を送ってることを バラされたり、犬飼先輩 色々と不憫でした。
「や あの えと これは …颯太に 受けとってくれますか?」
何とか渡せた りずのチョコレート。『そうた だいすき』と書かれた 手作りのチョコレート。
他の女の子からは 受け取らなかったけど、りずのだけは 受け取ってくれた颯太の、
チョコを見つめる表情からは 複雑そうな感情を読み取れますが、でも やっぱり、嬉しそうですよね。
ただ そんな颯太に対し、達海が 不満を抱くのは、仕方ないのかもしれません……。
「元の関係に戻す気ないんだったらさ もう 望み もたせないでよ
ふりまわされる ねーちゃんが かわいそうだ」
「…覚えてる? 以前あんた オレに ねーちゃんのこと奪ってみろって言ったよね?
上等だよ オレは あんたみたいに りずを泣かせたりしない オレが りずを幸せにする
オレは10年前と 中身も全然違うから 覚悟しといて」
達海の 大胆不敵な宣戦布告…!!!! ここまで 正々堂々と宣言されては、
無視できるはずはなく、颯太も かなり気にしていましたね。
舎弟の次は 家政婦!? タエさんから半ば無理やり 吾妻先生の住所を聞いて、
半ば無理やり 吾妻先生のお家に上がり込んだ、家政婦の りずさん!!
学校では障害だらけで 颯太に近づけないのなら、学校以外で近づくしかない。ということですか。
颯太は当然 渋っていたけれど、吾妻先生が味方になってくれたから 心強い!
吾妻先生は、わざと 早速、りずと颯太にお留守番を頼んで 2人きりにしてくれたのでしょうね。
これでは離れた意味がない……と 不機嫌な顔をしていた颯太だったけれど、
結局 りずのことが心配で放っておけなくて、やっぱり りずが困ってたら助けてくれる
りずの黒焦げ料理を 上手に修正して、美味しい料理に変えてくれた 颯太が、
すごく優しくて キュンキュンしちゃいました
「おいしいっ」と笑う りずを見る颯太の目が、とっても とっても優しい
「…あたし… あらためて 颯太のこと何も知らなかったんだなあ
颯太は何もできないって決めつけて… 颯太 息苦しかったよね ごめんね」
りずの言葉を、颯太は どう受け止めたのでしょう…? どう感じたのでしょう…?
直後に 停電が起こった時、混乱している りずの手を握ってくれた颯太からは、
優しく「ここに いるから」と言ってくれた颯太からは、りずへの深い愛情しか 感じません。
『今なら 言えるかもしれない』
「颯太… チョコのメッセージ 読んでくれた? あたしのキモチ… あたし 颯太が大好き
本当の颯太のこと もっと知りたい 全部 受けとめるから 颯太のこと あたしに 教えて…?」
りずの 真っ直ぐな想い、颯太に しっかり届いたはず。
果たして颯太は 何と答えてくれるのか、ものすっごく気になりますね……!!
次回が 待ち遠しくて仕方ありません!!!!