シスターとヴァンパイア5巻の感想です
シスターとヴァンパイア 5巻 暁 先生 著
多少のネタバレが含まれますので ご注意ください。
別窓で記事がでます
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シスターのエルナと 吸血鬼のリヒターは、ただいま 森で迷子中……。
見つかっては危険だから 街まで飛ぶのは反対だと、珍しく強気に出て リヒターを制したエルナですが、
夜の森を歩いているうちに 迷子になってしまったのでした。
エルナが示す方向へと、何も言わず進んでいた リヒター。
傷は癒えたものの、彼が休める場所は 未だ無く、疲れているはず…。
どうやったら「巣」を、お家を 作れるのか、エルナは 気にしています。
そして、なぜか リヒターを見ると、動悸が激しくなるようになった エルナ。
催淫毒の効果が強まっているのか、自分の身体が おかしいことに困惑しつつ、
いつもより リヒターに、従順になってしまうのです。
その時 突然、行き止まりで 前に進めずにいた2人の目の前に、道が拓かれました。
「悦べ エルナ この先に とても良いモノがあるぞ」
道を進むと、そこには 大きな屋敷が。リヒターは「ここを俺の巣にする」と言います。
廃墟になっている この屋敷に、「人は」いないけれど―――!?
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ついに「巣」にできる場所を見つけて 住み着くことにしたリヒターですが、
ここまで厄介な展開になるとは 予想していなくて、実は けっこう焦ったのでは……?
強い未練を残し 屋敷に執着する亡霊、ローレンス。
死者であろうとも 彼を救おうとするエルナの、優しさと強さに 心を打たれますね。
そして、亡霊に襲われた恐怖で 涙と震えが止まらなかったエルナを、
リヒターが リヒターなりの優しさで労ってくれるところに、キュンキュンしちゃいました
魔力だけを求めるようになっていた ローレンスが、エルナとリヒターのおかげで 自身を取り戻し、
最愛の人と 再び会うことができたシーンには、とっても 感動します。
しかし、ローレンスが 自我を保ち続けられるようになっても、リヒターとローレンスの相性は 最悪!?
…なんて 心配になったけど、棘ありまくりの 言葉の応酬、ある意味 最初から気が合っていた訳ですか。
リヒターに仕え 守ることを決意したローレンスは、リヒターにとって 2人目の理解者、かもしれませんね。
何だかんだ お互い、相手を気に入っている リヒターとローレンス。
もしかすると、この先 友人のような関係になれるのかも? なんて想像しちゃいました!
そして、1人目のリヒターの理解者 エルナ、ついに リヒターを「男として」「好き」と自覚する…!?
ローレンスが エルナに指摘してくれた事によって、エルナとリヒターの関係にも 進展がありそうですね
次の6巻が とっても楽しみで仕方ありません!!!!