Cookie (クッキー) 9月号の 好いも甘いも 2話の感想です
好いも甘いも #2 小藤 まつ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
別れの春、女子大生の叶は この日、無事に 卒業式を迎えました。ところが―――
明日から ニートになってしまう叶にとっては、決して 嬉しいことではないのです…。
でも、現実を受け入れられず 大泣きする叶のことを、友人たちが 慰めてくれたし、
よく一緒に おやつを食べていた善財教授は、叶の卒論を 褒めてくれます。
『たとえ 肩書きが何も無くなったって 私の中に積み上げてきたものは 確かにある
きっと どこかに私のいきたい道だって必ずあるはずだ
見つけてみせるよ 私だけの道を……』
そう誓った叶でしたが 1か月後……、立派なニート生活を 満喫しまくっていました……。
家族から時々 もの凄い圧を感じつつも、今は精一杯 親のスネをかじる 叶です。
老舗の和菓子屋「口福屋」の新商品を、公園で食べていた 叶。
すると ひょんなことから、着物を着た美男子と 知り合いました。
「それ 口福屋のプリンでしょ?」「あまり美味しそうに食べるから つい見惚れてしまったよ」
彼は、午後から口福屋で面白いイベントがあるから 行ってみるといい、と言います。
ときめきを感じる叶は 言われた通り、午後に 口福屋へ行き、試食会に 参加できることに。
そして、あの着物美男子は 口福屋の次期当主で、和菓子界の王子様と呼ばれる程の 凄い人だと知るのです。
口福屋は 今後の事業のことで「トリプート」と手を組んでおり、
1年前 叶が就活した時の、面接官の男性が 試食会に参加していました。
もう1人 ライターさんも来る予定だったのですが、どうしても無理になってしまい 慌てるトリプート社員。
すると、事情を聞いた 叶が手を上げて、「だったら その仕事 私やっても いーですけど?」と言います。
文章を書くことが得意で 大学ではジャーナリズムを専攻していた叶には、自信がありました。
しかし、あの時の面接官の男性は「要らねーよ」と 一刀両断。
「…大学 出たての まだ何の実績もない ズブの素人に 任せられる仕事なんか 何もねえっつってんだよ
あんまプロの仕事 なめてんじゃねーぞ豆狸」
深く落ち込んでしまった 叶に、口福屋の若旦那が 声をかけてくれます。
就職先を探しているのだったら うちで働けばいいのに、と…!!
実は 叶のことを、ずっと前から知っていた 若旦那は、
いつも美味しそうに 新商品を頬張る叶のことを、気に入っていたのです。
「あと三ミリ… もう一歩 君が踏み出せば 僕が君の未来を 変えてあげられるかもしれないよ?」
しかし それは、叶が望んでる道とは ぜんぜん違っていて―――!?
ごはんも食べないで 泣いている叶を、厳しくも 温かく、元気づけてくれた 唯が、
すごく優しいなぁ と思いましたし、とっても カッコいいと思いました!!
そして、唯がくれた ご馳走のおかげで、立ち直った 叶も、
口福屋の若旦那に「私の未来は 私が変えます!」と宣言している姿、カッコいいですね。
面接官だった男性に、一生ぐーたら暮らし を宣言したことには、つい笑ってしまいましたが。
でも、ニートで一花 咲かせる日は、果たして いつ来るのか、楽しみです! 何だか 期待しちゃいます!
『私がなりたいのは 美味しいものを作る人でも 売る人でもない
美味しいものを食べて おいしいって その幸せを 他の 誰かにも伝えられる人
それが 私のいきたい道』
冬眠から醒めて 動き出した叶は、この後 どう生きるのか、食べ歩きブログを始めて どう活かすのか、
次回、11月号の第3話が ものすっごく気になります!!