棘にくちづけ3巻の感想です
棘にくちづけ 3巻 如月 ひいろ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
約束の水曜日、仕事を終えて 蒼介を待つ桜。その時、蒼介の弟 恭介が、桜に近づきます。
「社長の妻になりたいなら 俺でも いいんじゃない?」
そして、桜に 名刺を渡し、「柊家の秘密 知りたくない?」と言うのです。
自分の家のことを そんなふうに言う恭介に対し、桜は 疑問を覚えました。
蒼介の部屋に来た桜は 緊張していますが、いい雰囲気に。
一度、猫の あずきさんに邪魔されちゃったけど、2人は めでたく、初めて 結ばれたのです。
心も身体も 蒼介とつながって、幸せを感じている 桜。
だけど、家族の話になると 一線を引く蒼介と、もっと分かり合いたい と思っていました。
恭介が運営するカフェの オープニングセレモニーの手伝いに、突然 桜が指名されます。
桜は、以前 どうして「柊家の秘密 知りたくない?」なんて言ったのか、恭介に尋ねました。
「カマかけただけだよ」「婚約者なら知ってるかと思ってさ でも あの反応で知らないのは わかった
そこで提案 共犯者になりたいんだ 兄さんの隠してる秘密を暴くために」
恭介は 生まれた順で、自分には 子会社の社長の権利しか与えられないことに、不満を持っているのです。
そして、兄には隠している秘密がある と、恭介には 確信めいたものがありました。
「俺が5歳の時 身内の葬式があってさ それ自体は ぼんやりとしか覚えてないけど」
「兄さんの姿だけは 覚えてるんだ …たぶん 印象的だったんだろうな
今になって思えば あの辺りから 兄さんは 家族に対して線引きしてると思えてならない
笑顔で拒否するんだ」
「桜さんも 感じたことがあるんじゃない? それが なんなのか知りたくない?」
知りたいけれど、共犯の話は 迷わず断った桜。
「…恭介のことも そんな卑怯なこと 似合う人じゃないですよ きっと」
そう言って 帰ろうとする桜の腕を、恭介は 掴み―――
蒼介のご家族が どのような人たちか、そして 蒼介自身の事情が明かされた、第3巻。
一線を引く 蒼介に対し、関わりたい… もっと分かり合いたいと、
勇気を出して、踏み込むことができた桜が 立派だと思います!!
圧が強い 蒼介の母親だけど、桜と蒼介の結婚を 反対している訳ではないし、悪い人ではないのですよね。
そして、強引なところも多いけど 優しい恭介が、桜に惹かれていく展開には キュンとしました
恭介の 少し子供っぽい性格が好きです! 可愛いです!
あと、ワカメ頭の人って言われていたことに 笑ってしまいます。
フラれたものの、桜を諦めるつもりは なさそうな恭介。これからも たくさん登場してほしいです。
桜のことで、恭介に対抗する 蒼介にも、キュンキュンしますし
蒼介のご両親に 挨拶をして、婚約指輪も決まり、桜と蒼介の関係は 順調ですが、
最後、「そういえば あの猫 元気かな」と言っていた女性が 気になりますね…!?
彼女は どんな人なのか、この先の展開に どう絡んでくるのか、次の4巻が 待ち遠しくて仕方ありません!!