棘にくちづけ4巻の感想です 
棘にくちづけ 4巻 如月 ひいろ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！ 
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ネタバレ大丈夫ですか？
5日間の出張に行く 蒼介は、前日 桜に合カギを渡してくれました。
「蒼介さんが帰ってくる場所に 私がいることを 望んでくれてるのが嬉しいです
今さらですけど 婚約関係って特別ですね」
蒼介が帰ってくる日、帰国していた 姉の椿と、久しぶりに会った 桜。
結婚についての話をしていたところ、椿の様子に 少し違和感を覚えています。
夕方、合カギを手に 蒼介の家に向かった桜は、たまたま ペットシッターさんと鉢合わせ。
すると ペットシッターさんに、椿と間違われてしまいました…。
以前 婚約していた蒼介と姉の間には、何があったのか。合カギを渡していたのか。
ぐるぐる考え込んでしまう 桜ですが、やっぱり蒼介さんに聞くべきだ、と 行動に移します。
「私…… 蒼介さんのこと信じてます
信じてるのに 椿お姉ちゃんがマンションに出入りするほど 蒼介さんは受け入れてたんだって思ったら
急に不安になって」「蒼介さんにそって 椿お姉ちゃんって どんな存在ですか？」
蒼介は、椿と あずきを拾った時のことを、桜に 話してくれます。椿に「好意」を持っていたことも。
「彼女となら 僕の子供を作って 柊家にとって いい関係を築けると思ってたんだ
でも 今はね 好きな人と幸せになってほしい これが僕の本心だよ」
今は桜のことで いっぱいいっぱい。蒼介のことを信じていた 桜は、涙を流し 蒼介に抱きつくのでした―――
忙しい12月を乗り越え、年明け 元旦。桜は 自ら願い出て、柊一族が集まる新年会の お手伝いへ。
実は、一族の方々が どんな人達なのか見てみたい、という動機なのですが、懸命に働く 桜に対し、
お義父さんは 感謝してくれて、お義母さんは 娘ができたみたいで楽しい、と言ってくれます。
『嬉しいな 私自身を認められたみたいで 嬉しい』
その後、一族の人達に 挨拶をすることになり、自分達の結婚の件で もめている会話を聞いてしまった桜。
そこで 丸く収めるため一族を立てる発言をした桜は、皆に とても気に入ってもらえた様子です。
だけど、子供の話にまで発展してしまい 不安に襲われてしまった桜を、蒼介が 癒してくれます―――
蒼介と桜の婚約が 正式に発表されました。結婚式の準備も スタートです。
ゲストに喜んでもらえる式にしたい。桜の希望を踏まえ、2人で 楽しく準備を進めます。
そんな中、大学時代の友人に 結婚を機に秘書課から移動した人がいる、という話を聞いた 桜。
子供を産むことを考えたら 秘書課で働き続けることは大変なのです。
そして 蒼介からは、例の更地の整地工事が ようやく始まったことを聞きました。
順調に 結婚式の準備を進める一方、桜は 悩みます。
秘書の仕事の やりがいについて。元々 やりたかった仕事について。自分は どうしたいのか。
そうして 桜が出した答えは―――
後悔しないため、本当に やりたいことに向け、突き進んでいく桜が とてもカッコいいなぁ、と思いました！
そして、桜と蒼介の 結婚式のシーンは、ものすごく 素敵ですね。桜が 綺麗です。
さしあたりの婚約だった 桜と蒼介が、ついに結婚。思わず ジーンとしちゃいました。
ラストでは、子供が産まれ 開発部に復帰する桜の姿を見ることができて、嬉しかったです。
親族の反対を押し切ってできた 社内託児所は、きっと多くの人達の 助けになるのでしょうね。
桜と蒼介の頑張りが よく分かって、2人の笑顔で こちらまで幸せな気持ちになれる、
とても とても とっても、素晴らしい結末だと思います！！
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