プレミアCheese!4月号の薔薇色ノ約束15話の感想です
薔薇色ノ約束 第15話 宮坂 香帆 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
別窓で記事がでます
・
・
・
ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 4巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
荒らされた温室、根が抜かれてしまった薔薇たち…。ひどいですね…。
この状況を 目の当たりにした直後、呆然としていた彩葉のショックは 計り知れません。
なのに、烈のお母さんの薔薇 もう一輪は、根が抜かれていないことに 気づくと、
すぐ元気を出して 前向きに動き出した彩葉。本当に、さすが彩葉です!!
ただ、温室の片づけと 手入れし直しを、ひとりでやりたい と言った彩葉は、誰が 温室を荒らしたのか―――
検討はついていたからこそ 強く責任を感じているのかな……、と思いました。
烈が気づいていた 小さな足跡。やはり、荒らしたのは 類だったなんて…。
正直、違う人であってほしかったです。
温室の様子を 盗み見していたことを考えると、後悔も反省も しているみたいだけど……?
「ごめんなさいっ 僕…お兄様のお母様のお花が あそこにあるなんて知らなくて…それて…っ あの…」
違いますね。烈が悲しんでいる 一番の理由は、そこではありませんね。
「オレのことはいい 他に謝罪すべき相手がいるだろう 違うか?」
「おまえにも オレにも 幼い頃から母親がいない それは彩葉も同じだ
同じ境遇にある おまえならわかるはずだ 亡き母の形見を踏みにじられた 彼女の気持ちが」
あの温室には 彩葉のお母さんの薔薇もあって、烈は その薔薇を傷つけられたことが、
何よりも許せなかったのだろうなぁ と感じます。
それでも、どうすればいいか 類に自分で考えさせた烈は、とても いいお兄さんですね。
陽が陰ってきても ずっと温室にこもっていた彩葉は、本当に 時間を忘れるほど没頭していて、
どれだけ この温室を大事に想っているか、たくさん伝わってきました。
そして、しっかり謝ることができた 類くんを、彩葉は 優しい顔で見ていたことが、とても印象的です。
「やきもち妬いてたんだ… お兄様の一番が お姉様になるのが嫌で… 寂しくて 悔しくて…」
悪いと思うなら 手伝って。それでお互い 水に流す。サッパリしていて 彩葉は素敵だなぁ、って思います
彩葉のために 凄く甘いお稲荷さんを作ってきてくれた類くんも、
きっと すぐ、彩葉のこと 大好きになっちゃうでしょうね?
「そう… あれは あなたの大切な思い出の味だったのね… 教えてくれて ありがとう」
作業は明日 改めることにして、お吸い物を作る彩葉と 楽しそうにお話している類くん。
お稲荷さんも可愛いけれど、類くんも すっごく可愛いです
彩葉と類の様子を そっと眺めていた烈は、なんだか 3人家族のお父さん みたいでした!
作り手の気持ちが込められている 甘いものは、烈も食べられることが 分かったみたいですし、
3人が揃った夕食は とても楽しい時間だったでしょうね。
しかし 残念ながら、色事に関しては ストップをかけられてしまった烈様!!
彩葉と烈のベッドの間には 衝立が…。烈の 納得いってなさそうな顔に、つい笑っちゃいます。
強引になったり クマとキスすることになってたり 落ち込んだり、そんな烈に キュンキュンです
ちゃんと 彩葉の「式を挙げるまでは お互いの距離感を正さねばならない」という感情を、
一番に 優先してくれるところ、その上で 甘い言葉を言ってくれるところ、
烈は 本当にカッコよくて、素敵な婚約者だなぁ と思いました
1日でも早く、結婚式を挙げたい気持ちの 彩葉と烈。
しかし、やっぱり 烈のお父さんに認めてもらわなければ、それは難しいのですよね。
「今度 この屋敷で 舞踏会を執り行う 主な来賓は 私と関わりのある要人ばかりだ」
「おまえたちにとって 実質 婚約披露になると思っていい
但し 私に恥をかかすことが無ければの話だがな――――――」
いよいよ、彩葉と烈が結婚するための 最後の試練が始まった……と言っていいでしょうか!?
彩葉としても きっと、お義父様に正式にお許しを頂けてから 結婚したい、という気持ちが あると思います。
実質 婚約披露となる舞踏会、果たして どうなるのか、無事に終えられるのか、
気になって 気になって、早くも 次回が待ち遠しいです!!!!
プレミアCheese! 2018年 4 月号 Amazon 楽天ブックス
総合電子書籍ストア BookLive!はこちら↓ ブラウザ試し読みあり