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プレミアCheese!4月号の 薔薇色ノ約束 33話の感想です

薔薇色ノ約束 第33話 宮坂 香帆 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

ある日の朝、烈が 彩葉に「急だが来週 1週間程 留守にする そのつもりでいてくれ」と言いました。

そう聞いて 彩葉は、てっきり 出張かと思ったのだけど…

「違う  君もだ」

なんと 烈は、彩葉との新婚旅行を 計画してくれていたのです。

このために 風邪の体をおしてまで 仕事をしていたのだと、気づく 彩葉。

「ずっと 仕事続きだったからな」

「このくらいは 格好つけさせてくれ」

彩葉
『烈様…』
「ありがとう」

   ……

そして 翌週、汽車に乗って 素敵な宿へと到着して、彩葉と烈は ラブラブな時間を過ごします。

ところが――― 2日目の朝に 烈の会社から 急ぎの電話が入りました。

彩葉
「私は大丈夫よ」
「すまない 続きは また後でな」

せっかくの新婚旅行…… だけど彩葉は、笑顔で送り出します。

ただ お昼を過ぎても戻ってきてくれない 烈に対し、不満を感じないわけでは ありません…。

彩葉

『あの後 結局 他社の方も烈様を訪ねて来られて それっきりなのよね…』

『さすがに長すぎない? 早く戻るなんて言ったのは どこの誰かしら?』

「ハッ」

「っ~~~…」

『駄目ね… 自分で送り出しておいて 文句なんて』

『安心してお勤めを果たしてもらうためにも 私が妻として しっかり支えなくては』

『まずは そこから 我儘無し!』

そう決めたものの――― 彩葉の口から どうしてもグチが出てしまう事態になっていきます。

宿の人が知らせてくれた 烈からの言伝により、烈は火急の用が入ったため その日の夕食は 彩葉1人で先に済ますことになったのです。

ご飯は どれも新鮮で、豪華で とっても美味しそう。だけど 楽しくない……。

駄目だと思うけれど 不満が止まらない 彩葉の手は、つい お酒に伸びてしまいました。

烈が ようやく戻った時には、もう彩葉は 泥酔状態…!

いきなり烈を 押し倒し、子どものように 不満をぶつけます。

だけど、彩葉が口で 烈に勝てるわけもなく―――?

彩葉
「何よぅ 放っといたくせに~~~ 意地悪だわ~~~っっ」
「あー… わかった 俺が一番悪い すまなかった どうしたら 機嫌直してくれる?」
彩葉
「いやっ 教えない」
「困ったな そう言わずに教えてくれ」
彩葉
「いやよ だって… 私が悪いんだもの」
「どうした 君は悪くないだろう?」
彩葉

「違うの…っ 私 駄目なの」

「立派な妻になるって 決めたのに… 物わかりよく いようって…」

「なのに ちっとも ひとつも… 上手く出来なくて 格好つけておいて そ…側に…」

「側に居てほしいなんて… 思って……」

「………て…」

「…我儘言わないから きちんと構って…」

烈に倒れ込んで そう言った彩葉は そのまま、烈の胸の中で 眠ってしまいました。

「…参ったな」

「君に ここまで言わせて オレのほうが格好つかないじゃないか…」

   ……

翌朝、しっかりと昨晩のことを覚えている 彩葉は、失礼な発言をしたと 謝罪し、「罰は受けますので」とまで 口にします。

しかし もちろん、怒ってなんかいない 烈。

「罰か… そうだな」

「―――では改めて 君を一生縛る罰を…」

烈は 彩葉の左手の薬指に 指輪をはめました。結婚指輪です!!

「式のときは間に合わなくて 婚約指輪で代用しただろう? 昨夜 やっと手に入った」
彩葉
『え… じゃあ昨夜の急用は…』

「遅くなって すまなかった」

「一生オレの側に… 改めて誓わせてくれ」

彩葉

「はい…」

「そのような罰なら 喜んで――――――」

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